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2020年08月22日

ネイマールvsレヴァンドフスキ、かけ離れた二人

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 今、二人の目の前にはチャンピオンズリーグのタイトルと共に、世界最優秀賞のタイトルもかかっている。ネイマールとロベルト・レヴァンドフスキ。果たしてどちらがそれに値し、どちらが優れた選手だといえるのか?二人の全く異なるキャリア、スタイル、プレーなどについて改めて振り返ってみる。

 日曜日にポルトガルの首都リスボンにて行われるサッカーの祭典において、何よりも注目されるのはチャンピオンズリーグ優勝の栄冠の行方にほかならない。ネイマールはそれを2015年のバルサ時代に手にし、一方のレヴァンドフスキはドルトムント時代の決勝進出のみ獲得に迫った。ネイマールはチャンピオンズリーグ優勝という目的だけを追い求め、バルセロナから今度は2億ユーロを超える移籍金でパリへと加入。華麗な転身を遂げてきたのに対し、レヴァンドフスキは自らの力でスターダムへと這い上っていくことになる。

 確かにレヴァンドフスキはこれまで、数字の面では素晴らしい成績を残し続けてきた。だがその一方でほとんどのビッグマッチにおいてゴールネットを揺らす事ができず、これが世界のエリートプレーヤーたちとの差になっていたと言われる。だが今年は違う。チャンピオンズリーグでは全試合で得点。先日にバイエルンのルメニゲ代表が語ったように、今のレヴァンドフスキは「キャリアの絶頂期にある」と言えるだろう。

 そんな二人を比較することは、スタッツという面においても、チーム内における価値という点でも、いずれにしても困難なものだ。ここまでレヴァンドフスキは国内31試合で34得点、ネイマールはリーグ中止もあって15試合で13得点。チャンピオンズリーグではレヴァンドフスキの15得点に対して3得点という結果となっているが、しかしパリにはエムバペというチームの得点を支える別の存在も。

 そしてネイマールは個人技での打開をはかる事が多い選手であるのに対し、レヴァンドフスキは最初のDFという点も含めチームプレーに徹する姿が、こと今季に関しては見受けられている。ネイマールは多彩なトリックプレーで魅了するマジシャンであり、一方で屈強な肉体で機械のごとく黙々と作業を続けるのがレヴァンドフスキ。メッシとネイマールが早々に姿を消した今、この二人が世界最優秀選手の有力候補であることに変わりなく、また共に国内を制したことからも、このCL決勝が大きな意味をもつことも間違いない。
 


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