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2020年08月30日

クロップ氏を抑え、フリック氏が独年間最優秀監督賞に選出

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 ハンジ・フリック監督が更なる成功を手にした。バイエルン・ミュンヘンにて三冠達成に導いた指揮官は、圧倒的支持を得る形でドイツ年間最優秀監督賞を受賞している。

 2019年秋にフリック監督がバイエルンの監督へと就任した時、まだ当時は暫定監督という立場にあった。バイエルンはその頃リーグ4位に甘んじるなど大きな危機に瀕しており、さらに後半戦では今度はコロナ危機によるリーグ戦中断。まさに未曾有の激動の波にもまれながらも、見事フリック氏はクラブ史上2度目となる三冠達成へと導いている。

 特に後半戦での戦いぶりは見事なものがあり、ブンデスリーガでは16勝1分0敗とほぼ完璧な結果を残し、さらにチャンピオンズリーグにおいても大会史上初となる全勝優勝を遂げ、その前月に優勝を果たしていたドイツ杯に続き、6月、7月、8月とビッグタイトルを立て続けに手にした。

 kickerとのインタビューにて、フリック監督は「当然のことながら、受賞を非常に嬉しく思っている」と述べ、「これはともに取り組んでくれ、日々サポートしてくれるコーチ陣全員に対する賞でもある。」とコメント。

 そのフリック監督の恩師で最初に三冠を達成した名将、ユップ・ハインケス監督からも「ハンジ・フリック監督は全てを完璧に、見事なまでに克服してみせた。まさに立派な三冠指揮官だ」と賛辞が送られ、年間最優秀監督賞を受賞したレヴァンドフスキは「人としてもコーチとしても彼について最高の言葉しか出てこないよ」と称賛している。

 同賞は2002年より、kicker紙の運営によりドイツ・スポーツジャーナリスト協会のメンバーからの投票で選出される形となっており、今回は223票をフリック監督は獲得。昨年受賞しリヴァプールを30年ぶりリーグ優勝へと導いた、ユルゲン・クロップ監督(164票)を抑えての選出ともなった。なお3位はフライブルクのクリスチャン・シュトライヒ監督(40票)。 
 


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