ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年09月25日

決勝弾のマルティネス、ノイアー「監督が起用してくれて嬉しかった」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 1ヶ月前に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ではバルセロナに8−2、ブンデス開幕戦ではシャルケに8−0と大勝をおさめるなど、相手を蹴散らすのみならず「破壊する」とまで形容された、2020年度のバイエルン・ミュンヘン。

 だが今年4つ目のタイトル獲得となった木曜夜のUEFAスーパーカップでは、ヨーロッパリーグ王者セビージャに苦戦を強いられる姿が見受けられた。「確かに週末の試合ではそういう結果だったかもしれないが、今日の相手は、違う相手だからね」と、ハンジ・フリック監督。「非常に良いサッカーをみせてきたチームであり、決して簡単には行かないとはわかっていたさ」

 同じく、トーマス・ミュラーも「セビージャは非常に息の合っているチームだ。彼らの手強さは予想通りのことだよ」と、コメント。「彼らは僕たちをプレスに誘いこんで、そこからオフェンスへと展開するにあたり、デ・ヨングというポストプレイヤーを中心に60分までは本当に良い試合をみせていたんだ」と言葉を続けている。


 また試合自体の展開もまた、セビージャを後押しするものでもあった。「彼らは非常に早い段階で(PKで)リードを奪っており、その後のプレーでは僕たちの方も自分たちで苦しめてしまったところがあった。それでも素晴らしいコンビプレーからゴールは生まれたけどオフサイド。レヴァンドフスキもファウルとして無効にされてしまったしね」

 だが延長戦へともつれ込んだ試合を決めたのは、99分から投入されたハビ・マルティネスだった。「2013年の時もそうだったね、あの時も僕はゴールを決めることができた。今日は良い日となったよ」と振り返った32才のスペイン人DFは、ピッチに立ってわずか5分後にはヘディングで勝利に貢献して見せている。「たとえ10分であろうが15分であろうが、僕は常に全力を尽くすことを心掛けている」


 マルティネスはこの夏、ミュンヘンで過ごした8年間に終止符を打ち、新天地へと旅立つのではないかとの憶測も流れているところだ。それでもフリック監督は敢えてマルティネスを帯同させ、そして延長の重要な場面から起用した。「監督がハビを投入するときはうれしかったね」と主将のマヌエル・ノイアー。「それに彼の空中戦での強さは海外にも知れ渡っているものさ」

 またトーマス・ミュラーも、「ハビのヘディングは絶対的な武器だし、30年後でもまたいけるんじゃないか?」と冗談まじりに喜びをみせ、改めてこれまで数多くの負傷に見舞われる不運を乗り越えてきたチームメイトに対して、「今はもう3日おきにプレーはできないかもしれないし、それは辛いことだろう。それでも起用されれば常に全力を尽くしてくれる。そしてクラブに多くものをもたらしてくれたんだ」と賛辞を送った。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報