ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年10月06日

バイエルン安堵:レヴァンドフスキの4得点と4人の新戦力

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 週末に行われたヘルタ・ベルリン戦では、一度は2−0とリードを奪うも同点とされ、さらに3−2としたのも束の間3分後に同点とされた時、王者バイエルンはこのまま試合をひっくり返されるのではないかと脳裏をよぎった者も少なくないだろう。だがそこでチームを救ったのが欧州最優秀選手に輝いたロベルト・レヴァンドフスキであり、この日の4得点目はロスタイムで窮地を救うPK獲得から生まれたものだった。

 第2節のホッフェンハイム戦での敗戦に続く、勝ち点の取りこぼしを避けることができたバイエルンだが、試合後レオン・ゴレツカは「ここのところ成功続きで、僕たち自身もしかすると、ちょっと早めにアクセルを踏み外してしまうところがあったのかもしれない。」とコメント。「代表戦期間明けから、僕たちはまたフレッシュなメンタルをもって戻ってきて、また落ち着いてピッチに立てるだろう」


 トーマス・ミュラーは「ここで極めて重要な勝点3を獲得できて、僕らはもちろん喜んでいる。多くの外側にいる人々は、僕らがスコアを4-3にしたことに間違いなく苛立っていたはずだ 。」との発言をクラブ日本語版は掲載。「僕らにとって、この集中的な日々の後に調子を保つのは極めて大事だったね」としつつも、勝利にかかわらず「自分たちのゴールを守る術に関しては当然満足できない。それはチーム全体の問題だ」と苦言。「2−0後に調子を保つのが大事だったよ。FCバイエルンが称賛された、称賛されるプレーをもう一度再現したい。今日複数の部分で良くやったが、リード時にこの冷静さをもう一度取り戻す必要があるね」と言葉を続けている。

 フリック監督は会見の席にて、1−2と反撃を受けた後に「規律と安定感」を失い同点とされながらも、キミヒの負傷交代にかかわらず勝利を収めたことに喜びを感じており、「チームのメンタリティは以前と同じ、100%のものがある」と称賛。またキミヒの交代については「股関節に打撲を受けた」が大事をとってのものであり、「時として監督としてブレーキをかけてあげないといけない。それが私のやり方。そうじゃないと自らピッチを後にしようとは思わないものだ」と語った。


 さらにkickerに対して指揮官は、チームのフィジカル面に関しては満足感を示しており、逆に言えばメンタル面での披露を感じているのであろう、ジェローム・ボアテングやトーマス・ミュラーに対しては、しばらくの休日を与えた。そして移籍市場では駆け込みで4人の選手を獲得することに成功。いずれもレヴァンドフスキ、パヴァール、退団で生まれた中盤とウィングに求めていたバックアップの補強を実現させており、こちらについてもこれからも過密スケジュールを前にひとまず安堵といったところだろう。

 これでフリック監督は全てのポジションにおいて、それぞれ2選手ずつを確保したことになり、これから改めて代表戦明けでの巻き返しにむけ、特に3試合で9得点を許した「守備面については、チームとしてより連携をはかっていき、相手にもっと「プレッシャーをかけていけるように戻していかないと。今は少しその辺りで不足が見られているんだ」と課題を指摘。その初戦となるのが延期されたドイツ杯初戦デューレン戦。果たして5部のクラブを相手に加入したばかりの新戦力へ、さっそく実践の場が用意されるのだろうか。
  


  • ブンデスリーガ・各チーム情報