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2020年10月23日

ロッベン、リベリを追って:キングスレイ・コマンが見せる飛躍

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 1年前のチャンピオンズリーグGL初戦、レッドスター・ベオグラード戦においても、その口火を切るバイエルン最初のゴールを決めたのは、キングスレイ・コマンだった。そしてそれから1年後、今度はアトレチコ・マドリーを相手にして、2得点1アシストとマン・オブ・ザ・マッチに輝く大活躍を披露。2015年の入団会見時に「僕は違いを生み出せる男」と語ってきた若者は、その5年後にはCL決勝パリSGでの決勝弾に続き、強敵相手に勝利へ牽引するパフォーマンスで注目を浴びる存在となっている。

 ここのところは負傷にも悩まされてきた、若きフランス代表ウィンガー。しかしながらこの日にみせたパフォーマンスは自信に満ちたものであり、守備面においてもいかなる対人戦にも臆することなく、積極的に臨む姿勢が見受けられていることからも不安から開放されたようだ。今夏にはマンチェスターCよりリロイ・サネが加入。激しい定位置争いの中でみせたこのパフォーマンスに、ハンジ・フリック監督も「定位置争いのレベルが、どの高さにあるのかをコマンが示したね」と喜びをみせた。

 バイエルン入団当初は、当時両ウィングで定位置に君臨していたリベリ、ロッベンの背中を見ながら、学び続けてきたコマン。その成果はプレー自体で表現しているところであり、あとはいかにコンスタントに他の試合でも同じような輝きを放ち続けられるか。その持続性こそ、次のステップアップとして指揮官が求めているもの。「彼ほどのクオリティがあるのだから、他の大会でもそのまま出せなくてはいけない。実際にそれだけのものが備わっているし、これから期待してみていこうではないか」と、フリック監督は語った。
 


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