ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年10月26日

CL連覇に向けて、自信を覗かせるトーマス・ミュラー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 今回のロシアの首都モスクワへの遠征は、バイエルン・ミュンヘンにとって非常に短い滞在時間のみが予定されている。最終調整、そして記者会見は本拠地ミュンヘンにて行われ、それから午後の便で一路モスクワに。火曜日の日本時間26時55分より試合が開始され、その日の夜のうちに帰国の途へ。「どこに、どんな危険が潜んでいるか、わからないからね」と、トーマス・ミュラーは語った。セルゲ・ニャブリがコロナ偽陽性のため戦列復帰したとはいえ、決して気を抜けるような状況ではない。

 なおフリック監督はこの試合に向けて、そのニャブリ、そしてフランクフルト戦にて負傷から復帰を果たし得点も決めたリロイ・サネなど、今回は「オフェンス面でいくつかオプションが増えた」ところであり、特にニャブリについて指揮官は「彼は常に先発候補だよ」と明言。ミュラーも早く組み込むことは「正しいこと」と後押ししている。またリーグ戦では出場停止にある、ここまで好調のMFコランタン・トリッソも先発候補だ。

 ただしサネに関しては、フリック監督は「まだまだこれから」との言葉を述べており、「確かに素晴らしい得点を決めたし、あれは彼の得意とするところ。あのエリアではシュートにしてもラストパスにしても絶対的なクオリティがある。」と期待感を示しつつも、「まだ改善点は多いよ」と具体例は挙げずに強調。それでも試合後にもトレーニングを行う同選手について「とても満足している」と語った。「負傷中もよく頑張っていた」


 その一方でチャンピオンズリーグGL初戦アトレチコ・マドリー戦では、バイエルンは強豪を相手にいきなり4−0と幸先よいスタートダッシュを決めることに成功。しかしながらそれでも、フリック監督は今回のロコモティフ・モスクワ戦に向け「彼らはロシアリーグにて最小失点に抑えており、オフェンス面でも特にアウトサイドに良い選手が揃っている。」と指摘。加えて先日のCLザルツブルク戦で見せた戦いぶりも評価している。

 ただそれと同時にCL連覇を狙う「自分たちが見せている戦いぶり」についても自信を抱いているところ。バイエルンとしてはここぞというところでしっかりと力を発揮して、ミュラー曰く「自分たちのチャンピオンズリーグ2020」にしたい。「兆しとしては良いものがある。前回の代表戦期間から続くこの流れを、継続していきたいね」とミュラー。「連覇できると確信している」と続いたその言葉に、今は特に驚きを覚える必要はないだろう。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報