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2020年11月06日

ドイツ頂上決戦を前に、バイエルンの4つのポイント

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 今週土曜夕方にはいよいよドイツ頂上決戦、ボルシア・ドルトムントとのアウェイ戦へと臨むバイエルン・ミュンヘン。ちょうど1年前に監督へと昇格したハンジ・フリック監督は、それ以来3度に渡りドルトムントと対戦。リーグ戦では4−0と1−0、さらにスーパーカップにおいても3−2と、ここまで3連勝をおさめているところだ。果たしてこの連勝はさらに続いていくのか?4連勝の鍵となるのは、おそらく以下の4つのポイントということになるだろう。

ジョシュア・キミヒ:いまやバイエルンにとって、ボランチ・キミヒの存在は非常に重要なものとなってきている。その創造性に加えて、メンタル面での強さからもその恩恵を受けているところであり、直近2試合におけるドルトムントとの対戦で、キミヒはいずれも決勝弾をマーク。今季のリーグ戦においても6試合で2得点7アシストと、リボランチとして驚異的なオフェンス力を示しているところだ。ただリズムメイカーでありパサーとしての役割も担う一方で、ビルドアップの中でパスミスもみられ、とりわけドルトムントのカウンター力を踏まえれば、うまくスペースを埋めるレオン・ゴレツカの方が、トリッソよりも安定感を補ってくれることだろう。

守備の安定性:決して中盤だけに限った話ではなく、今季のバイエルンの守備陣はここまで不安定さも露呈。リーグ戦6試合ですでに9失点を許しているところであり、これは最小失点を記録するドルトムントの2と比較するとその差は如実だ。ただ余りあるオフェンス力によって首位に立ってはいるものの、それでも例えば両ウィングは背後の動きにも気を配り、右SBのパヴァールはここのところ見せる集中力を欠いたパフォーマンスなどは許されない。特にエルリング・ハーランドをスピードに乗らせてしまうとなかなか止められないという、スーパーカップでの教訓からこの試合でフリック監督は、普段よりも少し低めに構える策を講じてくることも考えられるだろう。

攻撃の効率性:なんといっても今季ここまでのバイエルンを支えているのは、そのオフェンス力に他ならない。ブンデスリーガでの戦いにおいては、ここまで1試合平均9度の得点チャンスを迎え、そして44.4%もの決定率を誇っているのである。当然ながらロベルト・レヴァンドフスキの存在が大きいことは言うまでもないが、前述のキミヒをはじめミュラー、ゴレツカ、ニャブリ、コマン、最近ではボアテングやエルナンデスらも、どこからでも得点できるところを示した。

精神力と体力:フリック監督下でみせているこのチームの戦いぶりからは、常に勝ちたいという意欲が見受けられてきた。これまでチームとしてそのための準備もしっかりと行っているところであり、確かに過密日程が続く状況ではあるものの、今回は火曜日に試合を終えてその日のうちに帰国。十分なフレッシュさをもって、今回の決戦へと臨むことができるはずだ。
  


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