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2020年12月19日

フリック監督が、ズーレを右SBで起用した理由

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 ここまで失点が続いていたバイエルン・ミュンヘンでは、先日のVfLヴォルフスブルク戦にて、ニクラス・ズーレを右サイドバックとして起用。CBが本職の大型ディフェンダーの配置により、バイエルンのプレースタイルは静的なものへと変化していった。

 「相手FW2人に対して、3人体制でのビルドアップで臨みたかった」と、ハンジ・フリック監督は説明。実際にオフェンスの際にはズーレ、ボアテング、アラバが3バックを形成し、エルナンデスは左の中盤にまで上がる様子が見受けられている。「プラン自体は決して悪くはなかったと思うね。今はうまく臨機応変に対応していかないといけないところもあるからね」

 ただ右サイドバックに工夫を凝らした背景には、ズーレという異なるタイプの選手を起用したかったというだけにあるわけではない。昨季の主力であるベンジャマン・パヴァールは精彩を欠いた状況が続いており、今夏に獲得したブーナ・サールはまだアピールをしきれていない状況。

 若手クリス・リチャーズはまだ計算に足りるとは判断されておらず、最終的に白羽の矢がたったのがズーレだったということだ。結局はこの試合でも6試合続けて先制点を奪われる展開となるのだが、ただそれはサネによる個人的なミスによるところが守備面での穴よりも大きな問題であった。
 


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