ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年12月20日

波に乗れないリロイ・サネ、途中出場も間も無く交代。

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 土曜夕方に行われたドイツ首位攻防戦、バイヤー・レヴァークゼンとの一戦でバイエルン・ミュンヘンは、前半途中にキングスレイ・コマンが負傷を抱えて突如交代を余儀なくされており、その代わりにリロイ・サネを投入。しかしながら同選手は再び、ハンジ・フリック監督より交代を告げられることになる。

 32分から投入し、そして68分に再び下げる判断を下したことについて、指揮官は「選手を入れ替える以上、最大限に意義のあるように判断してのもの」と、罰として交代したのでは?との憶測については明確に否定しており、その時の交代オプションであったその他の「ミュラーはクレバーな判断をみせ、スペースをうまくカバーし、90分以上に渡ってチームに好影響をもたらしていた。そしてニャブリは後半からパフォーマンスをかなり向上させていた」と説明。

 つまりは「そこで交代するには、リロイしかいなかった」とあくまでチームの勝利を最優先しての戦術的判断であったとしており、「チームの成功のためには、時に個人のことはすこし抑えなくてはならない部分だってでてくるものだ。サネはちゃんと対応できるだろうし、彼は我々からの全幅の信頼を受けている。今日はあくまで、それ以外に選択肢がなかったということだ」と繰り返した。
 

 そのサネの交代時に、同選手へと腕を回し何かを伝えていたミュラーは、試合後のTV局とのインタビューの中で、「これをフラストレーションに変えるな。モチベーションに変えろと伝えたんだ」とコメント。「チーム全員が彼の味方なんだ」と強調しつつ、今夏に移籍金4900万ユーロで獲得したその期待値に見合ったものはまだ見せられていないが、「その呪縛から間も無く解き放たれるだろう」と語った。

 「僕個人としては、まったく気にはなっていないけどね。彼はまたその力を活かして、試合を決定づけてくれる活躍をみせてくれることだろう。別に彼をわざわざ擁護しようとか、そういうことではなくて、本気で僕はそう思っている。それに僕たちは夏など過密日程にあって、とても不正確なプレーをしていることも、彼を苦しめているよ。だから徐々に風向きは良くなっていくことだろうね」


 一方でサネ自身は、今回の交代について、「最初はちょっと驚いたよ。」と大衆紙ビルトに対してコメント。「知らなかったからね。でもこういうことだって、起こりうることさ」と言葉を続けており、「バイエルンでは居心地よく過ごしている」と強調した上で、「誰よりも僕は僕に対して厳しい目で見ている。力を出せていないことはわかっているし、でもそれも変わっていくものだとも思っている」と意気込みをみせている。「きっとクラブの期待に応えてみせる。そのために全力を尽くしていくよ」
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報