ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年12月28日

激動の2020年、今年の顔は”聞く人”フリック監督

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ドイツNo1サッカー専門誌kickerが選出する『2020年の顔』に、バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック監督が選出された。昨年に同賞を受賞したユルゲン・クロップ監督は、先日のFIFA最優秀監督賞の受賞に自ら驚きの声を挙げていたが、しかし2020年の顔には三冠達成指揮官が選出。

 しかしながらその卓越した競技面における成果のみが、今回の選出理由ではない。まず第一の理由は、その成功を信念をもって、チームワークをもって手にしたということ。そして第二の理由として、サッカーカルチャーにおける危機的状況において、フリック監督は常に謙虚さをもってそれを受け止め、対応を見せ続けてきた、その人間性を称えてのものだ。

 「まずそもそも、彼の人間性は素晴らしいものがあるよ」と、月曜発売のkickerの中で、アシスタントを務めるヘルマン・ガーランド氏はコメント。「まさにチームプレイヤーだ。彼が正しいと思った時、仲間たちに助言を求め、そしてそれが改善へと繋がると思った場合、彼はその意見に従う。自分のことを、決して全知全能だとは思っていない」

 それはミロスラフ・クローゼ氏も感銘を受けている部分であり、フリック監督がもつ「自らをも変化させられる」その姿勢を高く評価。「自分が、自分が、と言わないところは良い点だと思う。」ただそれでも威厳が失われているということでもなく、「彼は常に一貫性も持ち続けている」と称賛。「そして決して侮辱的な発言はしないし、非常にわかりやすく説明をしてくれる。誰もが信頼されていると感じているし、誰もが自分の意見を率直に口にすることができるんだ」と言葉を続けた。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報