2021年02月03日
ミュラー「この世界で成功するには、この挑戦に魅了されること」
確かにここまで2位RBライプツィヒに勝ち点差7をつけ、リーグ戦残り15試合に向け首位を快走するバイエルン・ミュンヘン。しかしながら決してここまで、納得のいく形で戦いつづけてきたわけではない。「プレシーズンの時点で、僕たちには軽快さが少し失われていた」と、kickerとのインタビューにて語ったトーマス・ミュラーは、「昨年11・12月の失点数は普通じゃなかったし、ずいぶんと接戦が多かった。それに世間やリーグ全体が、バイエルンの王座陥落を期待することにも理解はできるものだよ」とコメント。
それでも、やはり最後に笑うのはまたしても王者バイエルンということになるだろう。それはここ数週間で改めて、印象的な形で示されているものであり、追撃者たちのペースが落ちてきたという部分にもよる。「でもバイエルンだけが、勝てるなんて誇張して考えてはいけないけどね」とミュラーは前置きしつつ、「常に周りから監視され続けて戦うというのは、それはそれで特別なアプローチなんだ」とも強調。
それこそこれまでのバイエルン13年間で、ミュラー自身が経験してきたことであり、そしてそれを乗り越えて合計27つものタイトルを獲得。事実上、ドイツサッカー選手史上、最も成功を収めた選手となった。「選手1人1人が、このレベルでプレーできるということを周囲に示せないといけない。自分がトッププレイヤーの1人で、いまプレーしている選手のなかで誰よりもいい選手なんだ、そう感じたいという気持ちが自分を後押ししてくれるものなんだ」
つまりサッカー人生も、そんなに良いものではないと?「そんなことはないさ、それとも僕が楽しんでないように見える?」と、その屈託のない笑顔をピッチで良く見せることでも知られる元ドイツ代表は反論。ただ「プロの世界は常に良い思いだけではすまないということ。この世界で成功したければ、この特別な挑戦という魅力に取り憑かれる必要がある」と表現している。
実際に1年半前には、ミュラーはコヴァチ元監督の下でバックアップの役割に甘んじていたものの、フリック監督就任後はチームと共にV字転換を果たし、再び主力として、「フリック監督就任以来、チーム内における自分の役割が明確になった」ミュラーは副主将として、後輩の手本となる存在となっている。「それも自分の強みを活かしているといえると思う。僕は周囲を鼓舞させることができるタイプだと思うからね」
過酷な日程の幕開け
金曜日の夜にドイツの首都ベルリンにて、ヘルタ・ベルリンとのアウェイ戦へと臨むバイエルン・ミュンヘン。それから次節のビーレフェルト戦までの10日間のうちに、クラブW杯参加のためカタールへと飛び、2月8日の準決勝、そして2月11日の3位決定戦、もしくは決勝へと臨むという、過酷な日程が続くことになる。そしてここで優勝を果たせば、2009年のバルセロナ以来となる6冠という偉業達成だ。
その展望はどうか?改めて昨季のバイエルンと現在を比較した場合、とりわけベンチからの脅威という点での差が目に付く。例えばコウチーニョはリーグ戦、CLで合計20得点に直接関与、ペリシッチに至っては31得点に関与していた。また中盤ではティアゴが移籍。確かにキミヒが穴埋めしているとはいえ、昨季CLのようにティアゴがいたならば、キミヒを課題の右SBに配置することも可能だった。とはいえ、今大会で優勝候補筆頭であることに、代わりはないだろうが。
なお負傷を抱えるタンギー・クアッシは不参加、メンバー名簿に名前を連ねているとはいえアレクサンダー・ニューベルの参加の疑わしく、コロナ感染が報告されたハビ・マルティネスとレオン・ゴレツカの参加は不透明となっているところ。ちなみに滞在地では特別に隔離された状況が作られ、練習も非公開で実施。ちなみに試合会場は最大収容人数の3割までが動員可能となっている。
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