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2021年02月15日

フリック監督、疫学専門の議員の発言を痛烈批判

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 クラブワールドカップでタイトル獲得を達成し、これからブンデスリーガでの戦いへと臨むことになる、バイエルン・ミュンヘン。ただ今回の会見においても改めて、中東遠征に関する話題が挙がっていた。

 ドイツ社会民主党で公衆衛生を専門とする、カール・ラウターバッハ連邦議会議委員は、コロナ感染が確認されたトーマス・ミュラーが飛行機で帰国してきたことについて、TV局Sport1にて「感染が確認された患者が長旅をする、通常それは考えられない事ですね」とコメント。

 フリック監督は、この発言に対して「もちろん知っている。ラウターバッハ氏は、何かにつけて発言を行う人物だ」と反論を述べ、「その多くは私の関わるところではないのだが、彼は結果論で安易な評価をする人物だと思うね」と展開。

 「我々は確かに特別扱いを受けている。しかしその一方で私自身、のべ100回はコロナ検査を受けてきたんだ。常に隔離されながらの行動をとっている。3人のコロナ感染が起こっているがね。非常に小さなグループで、ここゼーベナー通りと自宅を行き来する日々だ。そしてカタールには、あくまでビジネスとして出向いたものだよ」と、言葉を続けている。

 さらに指揮官は、「どこぞの専門家と言われるような人たちからの話には、もううんざりだよ。政治家であれば、人々へ再び明るい光が見えるよう、その戦略を皆で話し合っていくべきではないのか。その点で我々サッカー以外の人々には、あまりにも僅かなものしかないのではないか」との考えを示し、政治家にとってはもっと「前向きなことを発表できるよう」努力すべきと批判した。

参考:カール・ラウターバッハ氏は米国ボストンのハーバード大学にて博士号を取得、1998〜2005年までハーバード大学公衆衛生学部大学院客員講師とケルン大学健康経済・臨床疫学研究所(IGKA)の所長を務め、2005年より連邦議会議員へ。また2008年からは、ハーバード大学の非常勤教授を務めている人物。 
  


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