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2021年03月06日

世界最高のFWと世界注目の新進気鋭、レヴァンドフスキvsハーランド

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 バイエルン・ミュンヘンvsボルシア・ドルトムント。ドイツにおける雌雄を決する頂上決戦は、今シーズンここまで最も得点と得点チャンスを得たチームと、それに続く2位同士による対戦という意味合いもある。そしてそれに貢献しているのは当然この二人、ロベルト・レヴァンドフスキとエルリング・ハーランドだ。

 レヴァンドフスキにとって、ドルトムント戦が特別な意味をもった試合であることに変わりはない。ドルトムントからバイエルンへと移籍して6年、ポーランド代表主将は古巣相手に、13試合で17得点をマーク。ブンデスリーガの歴史の中で、これほど古巣を相手に得点を記録してきた選手は、レヴァンドフスキ以外に存在しない。

 その一方でドルトムントは昨冬、世界が注目する新進気鋭のストライカーを獲得することに成功。ハーランドはドルトムント加入から15ヶ月の間に髪が伸び、少しスリムになり(7kg減)、ますますパワフルなプレーを披露。そして一貫して得点を量産し続けており、今季ブンデス17得点5アシストを記録。さらにCLでは8得点、ドイツ杯では1得点を記録しているところだ。まさに”動けるゴールマシン”。

 いや”動ける”というよりも、”レーシングマシン”とも言うべきか。ゴールへと猛烈に向かう突進力を有しており、「彼はレヴァンドフスキと同様に、とにかくゴールに飢えた選手だよ」と、バイエルンのフリック監督はコメント。「未来は彼自身の中にある。彼は全てをもった選手だ」と惜しみない賛辞をおくった。

 一方のレヴァンドフスキは、近年よりチームプレイヤーとしての成長をみせており、ボールの繋ぎ方などを熟知。危険地帯において近くの仲間へと目を向けるようになり、それは8アシストという数字からみてとることができる。さらに可動域も拡大。加えて本来の得点嗅覚は研ぎ澄まされたままであり、その効率性と視野の広さから、レヴァンドフスキはより完成度を増してきた。

 とはいえハーランドもまたつなぎ役としてのプレーが増えてきており、それ以外にもヘディングや、足捌き、コンビネーションプレーに関して、まだまだ伸び代を感じさせるところ。ただそれもまた決して驚きを覚えるものではなく、実際にレヴァンドフスキにとっても同様。彼が世界の頂点へと上り詰めるためには、ドイツ挑戦から10年以上の歳月を費している。
 


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