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2021年03月07日

ロイス「あれがバイエルンだったら、ファウル」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 バイエルン・ミュンヘンにてボルシア・ドルトムントは、開始早々に2−0とリードを奪ってみせるも、それを守り切ることができずに2−4と敗戦。とりわけ決勝点となった2−3の場面について、ドルトムントの主将マルコ・ロイスは苦言を呈している。

 「僕たちは良い立ち上がりをみせていたが、でもその後は受け身に構えすぎてしまい、深くなりすぎてプレスを仕掛けていく状況にはなってなかった。後半では得点への脅威が薄れてしまったね」と、試合後にスカイに対してコメント。この試合ではハーランドが開始9分までにドッペルパックを決めるも、その後に古巣ドルトムントをお得意様とするレヴァンドフスキのドッペルパックで同点に。

 ハーフタイム後からは長時間に渡って互いに決め手を欠いていたものの、痛み分けと思われた後半88分にレオン・ゴレツカが逆転弾。ただその前のプレーでエムレ・ジャンが、中盤にてリロイ・サネとの対人戦で倒された際に、主審のマルコ・フリッツ審判員からファウルの笛が鳴らされなかったことへ苦言を呈している。「僕から見れば、あれは明らかなファウルだった。少なくともベンチから見ていた僕にはそう見えたよ」と、すでに交代していた同選手はコメント。そしてテレビにてそのシーンを再確認した後には、「正直いって、もしこれがバイエルンの側の話であれば、主審は100%笛を吹いていたと思うね。」と付け加えた。
 
 エディン・テルジッチも「私から見ても、あれは明らかなファウルだったよ」と同調、しかし「これもまた受け入れなくてはならないものだろう」と述べたが、しかしながら当のエムレ・ジャンは「そうなっても、そうじゃなくてもおかしくはなかった」と距離を置く姿勢を見せている。ただ主審への不満もまた口にしており、「総じて見て後半に関しては、あまりにも笛を吹きすぎていたと思うよ。それではリズムが崩れてしまうこともあるし、対人戦に臨もうとすると笛が吹かれていたりする。その事は個人的にも、審判に伝えていたことだよ」と語った。

 一方でバイエルンのトーマス・ミュラーは、「試合に敗れたならば、あのシーンについて振り返りたくなる気持ちは理解できる。確かにこれまでにも、ああいう場面で笛が吹かれることもあったからね」と述べつつ、そのいずれの意見にも意を唱えており、「でもああいう対人戦が笛を吹かれるべきプレーだとは、僕たちが望んではいないものじゃないかな。信じてもらえないかもしれないけど、逆の立場であったとしてもファウルではなかったと思う。今回のフリッツ審判員のように流してくれるのは、なんでも笛を吹かれるより好意的にみている」との考えを示した。
 
 なおジャンは、その判定だけが敗戦の理由では無いことも強調。「今回の僕たちのパフォーマンス自体が、決して十分なものではなかったんだ。それは素直に認めないといけない。立ち上がりはよかったけれど、でもサッカーらしく打開していこうという姿勢に欠けていた。確かにバイエルンがいいプレーをしたというのもある。彼らは世界最高のクラブだ。でも僕たちはもっとやらなくてはいけなかった、それを自覚しないと。もっと意欲的にプレーしないといけないよ。それが今日の不足部分さ」と言葉を続けている。
 


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