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2021年03月26日

ヘーネス氏がドイツサッカー連盟に苦言、ルメニゲ代表を推挙

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 昨晩に行われたワールドカップ予選アイスランド代表戦の終了後、TV局RTLにて新たに解説者を務めることになる、バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス名誉会長は、今夏限りで退任となるヨアヒム・レーヴ監督の後任人事について言及。「メディアに踊らされない」よう、ドイツサッカー連盟に助言した。
 
 そのメディアの中で候補に挙がっていた指揮官の1人が、そのバイエルンのハンジ・フリック監督なのだが、こちらについては「カール=ハインツ・ルメニゲ代表が明確にした」と残留を強調。そのほか、ローター・マテウス氏の名前も浮上しているが、こちらについては「素晴らしいエキスパート」であり「既に指導した経験ももった人物」とその適性を評価。「だがあくまでこの決断は、ドイツサッカー連盟が下すものだ」とも付け加えている。

 ただその一方でヘーネス氏は、「レーヴ代表監督が早期に退任を決断するに至った、そのことを踏まえてドイツサッカー連盟としては、経営体制の見直しを行なっていくべきではないのか」とコメント。ここのところ連盟では、フリッツ・ケラー会長とフリードリヒ・クルティウス事務局長、シュテファン・オスナブリュッゲ財務担当らとの確執が起こっているが、「これはあまりに残念なこと」とし、「今はサッカーではなく」権力争いの駆け引きが中心になっていることを嘆く。

 「このタイミングで、私は人事異動を行うべきだと、強く確信している」と、ヘーネス会長。「私からみて事務局長というポストは、クルティウス氏にはあまりに荷が重すぎるように見受けられるし、それにオスナブリュッゲ氏は労働法の専門家でありながら、財務を担当するなんて。連盟では、毎日のように税務調査が訪れているんだよ」と指摘。加えて「自身が会長にふさわしいと思っている」ライナー・コッホ副会長の3人を含め、「ずっと不満を持ち続けていた3人が、自分たちの思い通りしようとするがあまり、その被害者となっているのがケラー会長だよ」との持論を展開した。

 そのためヘーネス氏は、今のドイツサッカー連盟では「誰がボスであるのかを明確にする必要がある」と述べ、「それが会長であり、そのために彼を皆で選んだのだろう?だが今は彼は痛い目にあっているだけだ」と語り、さらにそのコッホ副会長がUEFAのエグゼクティブメンバーに、さらに「シャルケでは良い仕事をしたわけでもない」ペーター・ペータース副会長もFIFA評議会に立候補することへ苦言。その代案として2021年でバイエルンの代表を退任する、ルメニゲ氏を両職に対して推挙している。「それによってドイツサッカー界は、素晴らしい代表者を手に入れることができるだろう。彼は優れたネットワークをもち、評価されており、受け入れられるはずだ。これで傷口は埋まるだおうし、それが最初のスタートになる」
 


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