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2021年03月26日

レーヴ監督、アイスランド戦での采配的中で快勝

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 2021年度最初の代表戦となるワールドカップ予選初戦を前に、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督はこの意義の大きさを、プレスカンファレンスにて改めて強調していた。ここのところ代表では不甲斐ない戦いを露呈しており、ファン離れも加速しているという背景もあるが、何よりも今回の試合がスペイン代表との、ドイツ代表史上最多得失点差での公式戦での敗戦以来となる試合という部分が大きい。

 その試合でのプレーし、そして今回も出場していたレオン・ゴレツカは、試合終了後に改めて「僕たちのここのところみせていた戦いで不足しているのは、気迫のこもったパフォーマンスをピッチ上で表現するというところにあったと思う」とコメント。「だからこそ、今日はドイツのためにプレーできる、その感謝の気持ちをピッチで表現していこう、意気揚々と戦う11人を目にしてもらえるように戦おうと、皆で決意を固めて試合に臨んでいたんだ」と明かした。

 その思惑は、開始から間も無くして迎える、レオン・ゴレツカ自身による先制弾によって確信へと変わる。「早い段階でゴールを奪えたことが、自分たちに良い影響を与えたね。」とゴレツカ。「それに相手の手の内も、僕たちの中ではっきりとしていた」それは指揮をとるヨアヒム・レーヴ監督への賛辞でもある。指揮官は「アイスランドは大型の選手が多いが機動力に優れているという訳ではない」と指摘。

 「だからこそ深い位置への進入が重要なポイントだった」と説明し、そこで敢えてリロイ・サネを右ではなく、左で起用した理由についても語っている。「リロイが左でプレーしたのは、アウトサイドのポジションからの繋ぎ役として、左足を巧みに操れるというメリットを踏まえてのものだ。」実際にその思惑通りにサネは、深い位置への進入からカイ・ハヴェルツの追加点を御膳立て。確かに後半に関しては、「後方へのパスを多用したり、ペースアップの機会も逸した」ところはあったが、「ただ90分間ずっとペースを保ち続けるべきかの判断」も重要であり、「特に大会になれば尚更ね」と付け加えている。

 その一方でこの試合の直前には、トニ・クロースが内転筋の負傷により所属クラブへと戻り、またヨナス・ホフマンがコロナ感染で、さらにマルセル・ハルステンベルクも濃厚接触者として出場できない状況へと陥ったが、追加召集の可能性については代表内でも議論にあったことを明かしつつも、レーヴ監督は「もしもこれ以上、さらなる離脱者がでるようなことがなければ、このままのメンバーで残りの試合へと臨むことになるだろうね」との見方を示している。

ムシアラが代表史上4番目の若さでデビュー

 なおこの試合では、バイエルン・ミュンヘンのジャマル・ムシアラが、18才と27日の若さでドイツ代表デビューを果たした。ちなみに同選手よりも若い選手は、1954年に17才と345日にデビューしたウーヴェ・ゼーラー、1910年に17才と241日にデビューしたマリウス・ヒラー、そして1908年に17才と104日にデビューしたヴィリー・バウムゲルトナー。そのため日曜にフロリアン・ヴィルツがデビューしたとすると、17才と330日のため3位につけることになる。
 


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