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2021年03月28日

人権尊重PRは、ドイツ代表のPR?キミヒとレーヴ監督は反論

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 木曜日に行われたアイスランド代表戦において、ドイツ代表が試合開始前に人権の尊重を訴えるアピールを行ったことについては、その後に称賛の声も、そしてネガティブな意見も見受けられた。そのためドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督は、土曜日の会見前からこのことに関する質問が及ぶことを懸念しており、改めて選手たちがとった行動へ大きな称賛の言葉を送ると同時に、あくまで選手たちは自らあのTシャツを身につけて、人権の尊重を訴えていたことを強調している。

 ただそのアクションについて、そのメイキング映像まで、ドイツサッカー連盟が作成し、それを公開していたことも批判を一層ヒートアップさせる要因にもなっており、「あの活動は、あくまで選手たちから自発的に生まれたおのだ。それは素晴らしいことだと思う。いろいろコメントも目にしたが、選手たちが連盟の広告塔に使われたと思うなら、それは大きな誤解だ」とコメント。そして改めて「選手たちは世界で起こっていることへ、しっかりと目を向けている」と語った。

 つまりここのところ人気を損ねていたドイツ代表の問題と、今回の行動が混同されすぎているとの見方を示しており、「ドイツ代表と、連盟でお行うということが、何も全てネガティブなことという分ではない」と述べつつ、そもそもこれと同じ活動がノルウェー代表が先駆けであることを訴えている。だがワールドカップ参加へのボイコットについて、ドイツではさほど議論の対象になっていないことについては、「それは誰の徳にもならないこと」とレーヴ監督。むしろ今回のように「注目を集めるということが、物事を正しい方向へと向けていけるもののではないか」との考えを示している。

キミヒ「W杯ボイコット?10年前にすべき話題」

 ジョシュア・キミヒもこれに同調しており、「ボイコットの議論をするんだったら、それは10年前にやっておくべきだった。ワールドカップの開催会場がカタールに決まったときにすればよかったんだ」と強調。「むしろ今は、こういった機会や自分たちのもつカリスマ性を活かして、アピールをしていくべきだと思う。サッカー選手として、そこには責任があると思うし、僕たちだけではなく、例えばメディアの皆さんにも一部担う所はあるものだと思う」と持論を展開した。「あくまであの行動は自発的なもの。ビデオが出来過ぎというなら、それは映像を作った人の腕前の問題だよ」
 


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