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2021年03月31日

レヴァンドフスキ不在:数字で見る、その非常に稀で大きな穴

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 ポーランド代表参加中に右膝を負傷、これから4週間の離脱へ入ることが見込まれるロベルト・レヴァンドフスキだが、これはバイエルン・ミュンヘンにとって非常に稀な出来事だ。2014年夏にバイエルン・ミュンヘンへと加入して以降、同選手はブンデス通算215試合に出場しており、この期間でこれほど多くの試合に出場したフィールドプレイヤーは存在せず、ゴールキーパーのヤン・ゾマー(グラードバッハ)とオリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)による223試合のみ。

 さらにそのうちレヴァンドフスキが先発出場したのは200試合にも上り、まさに「鉄人」の称号を得てもおかしくないものだろう。ちなみに欠場したのが2014/15シーズンのレヴァークーゼン戦(上顎鼻骨骨折)、2016/17シーズンのレヴァークーゼン戦と2019/20シーズンのグラードバッハ戦(出場停止)、同じくホッフェンハイム戦とアウグスブルク戦(すねの骨折)、そして単純に休息を与えた2014/15シーズンのダルムシュタット戦と、今シーズンのケルン戦ということになる。

 このケルン戦ではバイエルンは確かに勝利をおさめてはいるものの、わずかシュート6本に止まる最小得失点差(1−0)で勝ち点3を確保しているところであり、この例以外にもレヴァンドフスキのピッチ不在の大きさを確認できるだろう。これまでレヴァンドフスキの代わりに入ってプレーした事のある、トーマス・ミュラーは13試合で7得点。サンドロ・ワグナーも9試合で7得点の結果を残したが、ザークツィーの4試合で2得点は及第点にしても、ピサーロ、シュポ=モティング、そしてゲッツェはそれぞれ空振りに終わっている。

 加えてレヴァンドフスキのそのゴールの価値の高さについても言及する必要がある。各チームの得点王を除くランキングであれば、バイエルンはライプツィヒに次いで2位に転落することになるのだが、確かにこれは極論にしても、実際にレヴァンドフスキが得点した35得点のうち、半数にあたる17得点は「重要」とされるゴール。つまりは同点、もしくは勝ち越し点に相当する、勝ち点に直結するようなまさに「貴重な」ゴールなのだ。またシュート総数でブンデストップ(110本)、PA内でのタッチ数もブンデストップ(183回)という、その存在感もバイエルンは補っていかなくてはならない。
 


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