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2021年04月06日

昨季CL決勝再戦を前に、バイエルンが抱える攻守の選手起用問題

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 代表戦期間明けに行われたブンデスリーガ首位攻防戦、RBライプツィヒ戦を1−0で制したバイエルンのハンジ・フリック監督は、ひとまず2日間の休暇を選手たちに与え、続くチャンピオンズリーグ準々決勝パリ・サンジェルマン戦に向け英気を養わせた。大黒柱ロベルト・レヴァンドフスキ不在の中で、前回王者は果たして昨季決勝の相手に、どういった戦いをみせるのだろうか?

 試合が終了してしまえば一切の価値もなくなってしまう統計データではあるが、それでも対戦を前に気持ちを後押ししてくれるものではあるだろう。これまで前年度の決勝カードが、翌年にも再現されたチャンピオンズリーグの戦いはのべ4回あり、1996/97シーズンではユベントスがアヤックスに、2010/シーズンにはインテルがバイエルンに、2014/15シーズンでと2016/17シーズンではレアルがアトレチコに、そして2017/18シーズンでは再びレアルが、今度はユベントスを相手に勝利。つまりは優勝したクラブが5連勝を飾っているところだが、バイエルンはこれに続いていけるか?

 週末に行われた試合と同様にフリック監督は、この試合でもロベルト・レヴァンドフスキの穴埋めへの選択を迫られることになる。ライプツィヒ戦ではバックアッパーとして加入したエリック=マキシム・シュポ=モティングがそのまま起用され、少なくとも前半に関してはしっかりとしたパフォーマンスを披露。つなぎ役として常に機能していた。一方でジョーカーとしての起用となった、ドイツ代表から戻ってきたばかりのセルゲ・ニャブリもオプションであり、シュポ=モティングとは異なりこちらはスピードアップを図れることが魅力。いずれの選択肢についても、一長一短があることに代わりはない。

 それは守備面に関しても同様だ。ライプツィヒ戦では出場停止となっていたジェローム・ボアテング、そしてアルフォンソ・デイヴィースが再びオプションとなっており、リュカ・エルナンデス、そしてニクラス・ズーレにプレッシャーをかけているところ。左SBの争いではFWと同様に、デイヴィースがスピードアップを図れる存在であるのに対して、エルナンデスは対人戦で強みをもつ。またズーレはここのところ調子は上がってきているとはいえ、今のところはまだボアテングの方が若干、高いステータスを保っているところか。
 


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