2021年04月09日
フリック監督CL初敗戦にみた、エース不在、代案不在、守備の脆さ
昨夏のチャンピオンズリーグ決勝と同じ顔合わせ、パリ・サンジェルマンとの準々決勝のその第一幕は、フランスの王者がバイエルンが見せた決定力不足、そして守備面におけるミスを突き、まんまとアウェイゴール3得点を挙げて勝ち点3を持ち帰ってしまった。
これでハンジ・フリック監督就任から続いていた、チャンピオンズリーグでの連続無敗記録は大台の20を目前に、19でストップ。確かに大黒柱ロベルト・レヴァンドフスキが不在だったとはいえ、それでもあまりあるほどの得点チャンスを踏まえれば、フリック監督が試合後にも語っていたように「3失点でも」勝利をおさめることも可能だったはずだ。
もちろん守備面でみせた疎かなプレーを軽んじることはない。とりわけニクラス・ズーレはキリアン・エムバペやネイマールについていけずにスペースを与えてしまっており、これほどのレベルではそれは直接失点にも繋がり2失点に絡む結果に。
ただオフェンスに関しては前線におけるポストプレーや守備陣をひきつけるセンターフォワードの存在、そして何よりも決定力の不足が痛感されており、この試合では代役をシュポ=モティングが務めていたが、逆にそれ以外にはニャブリもコロナ感染のために不在だったことから、特にオプションがなかった状況だ。
これは昨夏のチャンピオンズリーグ決勝とは大きく異なるポイントの1つでもあり、バイエルンのバックアップにはイヴァン・ペリシッチ、フィリペ・コウチーニョ、ティアゴといった強力な武器が存在したものの、トリッソや今季加入のダグラス・コスタは負傷離脱。ただオプションだとしても、その期待に応えるプレーはまだみせていない。
これらの問題を抱えながらもブンデスリーガでは、レヴァンドフスキのゴールラッシュにより首位の座を守り続けてはきたのだが、短期決戦のチャンピオンズリーグにおいては、それが今回バイエルンが手痛いダメージを負う結果に。それも昨夏のチャンピオンズリーグではマヌエル・ノイアーが窮地から救ってきたが、今回の試合では致命的なミスにより逆にエムバペに得点を許してしまっている。
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