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2021年04月12日

バイエルンの失点数とキミヒとの関連?元ドイツ代表3人の見解

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 バイエルン・ミュンヘンでは今シーズン、既に51失点をも喫しているところだが、それに影響を及ぼしているのは”ボランチ”ジョシュア・キミヒなのか?キミヒのプレースタイルについて、ローター・マテウス氏はkickerに対してこのように評している。「ジョシュア・キミヒは、ボールを奪うタイプというよりも、むしろビルドアップを行うタイプのボランチだ。そして実際にバイエルンはそれを求めており、彼は全ての攻撃に参加しているよ」

 だがそれによって、時にはバランスが失われることもあるという事実は、例えば先日のチャンピオンズリーグ準々決勝、パリ・サンジェルマンとの1stレグでの3失点でも確認できるものだ。今季42試合目にして通算50失点目に到達し、さらに続くウニオン戦でも失点を喫したバイエルンのこの致命的な数字は、これから迎えるパリ決戦に向けて何を物語ることになるだろうか。

 かつてバイエルン、リヴァプール、マンチェスター・シティなどで、守備陣の前に構えて司令塔を担ったディートマー・ハマン氏は、「彼はオフェンス面に関しては非常に良いアクションをいくつもみせてはいるのだが、その一方でいくつかの見落としも見受けられているよ」と指摘。「ここまで51失点も許していては、キミヒについての対応を余儀なくされることにはなるだろう」との見解を示す。

 つまりハマン氏は、キミヒにとっての「役割は、主にチームへと安定感をもたらすことにあるんだ」と強調。つまりは、ボランチのキミヒが、あまりにトップ下やCMFのようなプレーを意識しすぎだということなのだろうか?マルクス・バベル氏は「キミヒは素晴らしい選手だよ」と賛辞を送る一方で、「彼はあらゆるところに、顔を出しすぎるところがある」とも警告。特にビッグクラブを相手にした場合には、絶対的規律が求められることになるのだが。

 マテウス氏はキミヒが世界の最高峰に登り詰めるためには、この壁を乗り越えていかなくてはならないと考えている。「ロドリの方が優れた選手だ。彼はワンボランチとして、全ての相手をシャットアウトしてみせている」との言葉通りに、マンチェスター・シティではここまでCLわずか2失点であるのに対して、バイエルンでは既に10失点。基本的には「素晴らしい活躍」と評するバベル氏も、「守備の助けとなるために、ディフェンス面を強化しなくてはならない」と語った。
 


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