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2021年05月12日

悔しいバイエルン初年度、再起はかるタンギー・クアッシ

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 確かに、彼はまだ18歳の若者だ。そしてバイエルンへと加入するまでにその成長を目にしてきた人々は、口々にその素晴らしい才能について称賛。タンギー・クアッシはCBとして大成するための資質を兼ね備えた、フィジカルとスピードに長け、毅然とた対人戦と技術力のあるボールハンドリングをもつ選手だ。

 だがミュンヘンへと到着して以降、その才能を開花させるには至っていない。その背景には様々な理由がある。今シーズンは同選手にとってまさに怪我との戦いであり、そしてようやく体調を整えてリーグ優勝を決めたこれから残り2試合で出場機会を得るはずが、大量リードしたグラードバッハ戦にて不用意に意図的にファウルで相手を止めて退場。ドイツサッカー連盟から下された出場停止試合数は、2試合だった。

 4ヶ月ぶりに復帰した試合では同点弾に関与するなど、数少ない出場試合数の中で結果を出すことができなかった期待の若手選手。今できることはとにかく気持ちを切り替えて、仕切り直してスタートを切ることしかない。今季バイエルンにとってその離脱は決して痛いものではなかったが、これからは違う。

 今夏にはアラバ、ボアテング、マルティネスが退団。契約を来季まで残すズーレの動向も不透明で、現時点でのCBのオプションは3人のフランス人選手、新加入のウパメカノとリュカ・エルナンデス、そしてタンギー・クアッシのみという状況にあるのだ。
 


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