ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年05月12日

バイエルン、リヨンから熊谷紗希を獲得

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 女子サッカー・ブンデスリーガの首位を走るバイエルン・ミュンヘンは、オリンピック・リヨンから日本代表主将を務める、熊谷紗希を獲得したことを発表した。30歳のディフェンダーとは、2023年までの契約を締結。熊谷は「バイエルン・ミュンヘンでチャンピオンズリーグを制覇したいです」と宣言した。

 今シーズンのバイエルンはそのチャンピオンズリーグの準決勝チェルシー戦で敗退。一方の熊谷はリヨンにて5連覇を達成した経験を誇るなど、トップリーグで豊富な経験を蓄積。2011年に行われたW杯ドイツ大会では、優勝を決めるPKを沈めるなど大きく貢献。そのままアイントラハト・フランクフルト・フラウエンへと移籍し、2013年にはリヨンへ。以来全シーズンでリーグ優勝を果たしている。

 今回の移籍の決断については、「バイエルン・ミュンヘンでプレーできることを大変嬉しく思うと同時に、興奮も覚えます。新しい挑戦を求めていましたが、昨年のCLでバイエルンと準々決勝で対戦した時に、バイエルンのプレーから一体感を感じ、非常に優れたチームだという印象を持ちました。それがきっかけで、このクラブへと興味を持つようになりました」と説明。

 一方で当然のことながらバイエルンも、昨年に世界最優秀女性サッカー選手候補にノミネートされていた同選手の獲得に大きな満足感を示しており、「紗希が我々のプロジェクトに納得してくれたことを、とても嬉しく思っています。彼は非常に豊富な国際経験をもっており、今後成長していくチームの中で重要な役割を果たしてくれることでしょう」と、ビアンカ・レヒSDは語った。

 今回、国際的なトッププレイヤーを獲得したことによって、ここのところフランス、イギリス、スペインが台頭をみせる女子サッカー界における野心を強調。「紗希は卓越したキープ力を誇るボランチであり、またセンターバックとしても代表チームで活躍をみせている選手。非常に柔軟性があり、それは我々にとっての更なるメリットだよ」と、イェンス・ショイアー監督は評価し、「彼女の経験、キープ力、その熟練した技は、来季のチームへ必ず貢献してくれるものであり、我々がこの道を歩み続ける中での助けとなってくれるはずだ」と期待感を示している。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報