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2021年05月19日

ドイツ代表レーヴ監督の一問一答:ボアテングを外した理由とは?

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 ヨアヒム・レーヴ代表監督はユーロに向けたドイツ代表メンバーを水曜正午に発表。その中には2019年3月より構想外となっていたトーマス・ミュラー、そしてマッツ・フメルスが含まれていた一方で、もう1人のジェローム・ボアテングについては見送られる判断が下された。その一方でケヴィン・フォランドや、クリスチャン・ギュンター招聘を決断した理由は?以下、レーヴ監督の主な発言をまとめてみた。

ノイアーとレノ、トラップというGK陣について:「テル=シュテーゲンが欠場となったことは、我々全員にとって残念なことだよ。ただその一方でノイアーの背後に2GKが必要となっており、いずれも数年にわたって高いレベルで活躍を続けてきた選手たちだ。彼らに絶対的な信頼をよせている。」

…フメルスについて:「我々の分析の結果、守備面に関しては決して安定していたとはいえないことが明白となっていた。当然ここには少ない練習時間や、長期離脱なども影響を及ぼしているがね。ただいくつかの試合では、経験不足という部分も見受けられていたよ。今回、我々は強い信念をもって決断を下している。マッツは他の選手に対して非常に良い影響を与え、組織化に優れた選手であり、ビッグトーナメントにおける経験も豊富だ。」

…ギュンターについて:「フライブルクで何度もチェックしてきた選手。彼はここ数年にわたって大きな成長をみせとえり、様々な部分で改善が見受けられているよ。特に際立っているのは、その優れたダイナミズムだ。攻守にわたりプレーにエネルギーをもたらしてくれ、さらにスピードや得点力も持ち合わせているよ」

…ミュラーについて:「今はこの大会こそが何よりも考えなくてはならないテーマであり、そのためには我々は全てを見直すことを決めていた。本大会における成功はドイツ国全体にとって非常に重要な意味をもつ。フメルスと同じく、ミュラーも非常に素晴らしいシーズンを過ごしており、またリーダーシップという点で彼らはチームに多くのものをもたらしてくれることだろう。彼らは我々コーチ陣の考えを熟知しており、また選手たちの大部分を知っている。リスペクトされ、受け入れられているよ」

…ボアテングについて:「ボアテングのことも考慮した。彼に対する大きな敬意をもっている。ドイツ代表として非常に貢献してくれた彼は、特に昨シーズンはバイエルンの大成功に大きく寄与していた。だがニクラス・ズーレやアントニオ・リュディガーなど、うちで長期にわたって守備面で活躍をみせてきた選手たちもいる。だから今回はフメルスだけを招集することにしたんだ。だからといってボアテングに対する評価が変わっているということではない。我々の目からも、彼は最高の評価を受けているし、素晴らしい人格者でもあるよ」

…ロイスについて:「彼とは非常にオープンな話し合いをした。彼から電話があったんだ。我々は何年も前から互いを知る仲であり、共に戦ってきた仲でもある。キャリアを通じて大きな負傷に苦しめられてきたロイスは、それでも信じられないほどのエネルギーで見事カムバックを果たしてきた。それでもその爪痕は残されているもの。素晴らしい選手であり、ここのところのプレーをみせれば、どのチームにとってもそれは財産とよべるものだよ。オープンに意見交換を行い、彼は疲労感を感じケアしていく必要があること、来季に向けてフィジカル面で力を発揮できるようにするには休養は良いことだろうという話をした。それは代表参加で果たせるようなことではない。だからこそ残念に思うが、それでも正直に行ってくれたロイスに感謝しなくてはならない。決してそれは簡単なことではないんだ。彼は我々と共に戦いたいと思っていたんだ。我々としてはこの状況を受け入れていくよ」

…クロースについて:「すべて順調に進み、検査結果も良好ということであれば、ユーロまでには間に合うだろう」

…フォランドについて:「数年間、ドイツ代表から離れていたが、しかし今季フランスでみせた活躍、16点を記録し、フィジカル的にも好印象を与え、良い存在感が示されていた。だから彼が我々をより豊かにしてくれる存在であると、確信を覚えたよ」

…ドラクスラーについて::「彼とも話をした。2014年からすべての大会に参加してきたしね。彼とは常に親密な関係を築いてきた。コンフェデでは主将を務めており、非常に優れたスキルをもった選手。しかしここ2・3年に目を向けたとき、彼はレギュラーとしてプレーすることが叶わず、その中では何度か怪我に見舞われたということもあった。正直言って、これは難しい決断だった。彼は決して常にそのポテンシャルを発揮できていたということではない。今はパリでこれまでと異なる役割をみつけ、また代表チームへと戻ってきて欲しい。言うまでもなく、彼にとって大きな失望となっていることだろう」

…ヴィルツ招集外、ムシアラは招集:「2人ともその若さながら、非常に優れた選手だ。ムシアラに関しては、既にチャンピオンズリーグの舞台を経験しており、その国際経験が我々の心を掴んだよ。ヴィルツはクンツ監督から連絡を受けることになるだろう。東京五輪が控えている。我々としては、非常に若い選手を1人を加えることは良いことだろうという考えをもっていた。」
 


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