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2021年05月31日

早速トーマス・ミュラーが存在感発揮「彼は陽気だ」

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 土曜日の夜、トーマス・ミュラーはゼーフェルトのドイツ代表合宿地にて、ある特別な任務へと取り掛かっていた。それはこの日の夜に行われるチャンピオンズリーグ決勝の勝敗予想を取りまとめるというものであり、選手たちから掛け金を集めて、その結果チェルシーの勝利に賭けていた7選手へと分配金を配当。マティアス・ギンターは「トーマスは陽気なんだ。いつだって、楽しさを作り出す術を心得ている。みんなことはよく知っているし、特に慣れる必要もないよ」と語った。まさにこの言葉も、今回のちょっとしたイベントも、ミュラーの存在意義を改めて象徴したものだと言えるだろう。

 昨季にはバイエルンの6冠達成の立役者の1人となった同選手は、ピッチ上のみならず、ピッチ外においてもそのリーダーシップを遺憾無く発揮してくれる選手であり、例えば日曜日に行われたメディアとのバーチャルカンファレンスでは、プレミア勢が2週間の隔離を余儀なくされる可能性を問われると、「まぁ、僕はそれよりもちょっとだけ長く、ドイツ代表から隔離されていたけどね」と大きな笑顔を浮かべながら周囲を笑わせている。

 そのミュラーと共に2年半ぶりに復帰したマッツ・フメルスも同様、前回のロシア・ワールドカップで味わった屈辱のグループリーグ敗退という失態を2度と繰り返さないため、チームの支えとして貢献していきたいところだ。その最初の舞台が恐らく、水曜日のデンマーク代表とのテストマッチであり、2人も先発メンバーに名を連ねる見通し。「チームに勢いをもたらしていきたいね」とミュラー。「自分としてはフィジカル、テクニック面でもパフォーマンスの限界まで発揮して、この1年半で自分を強くしてくれたものをもたらしていきたいよ」

 数字という点では昨シーズンでは獲得できるタイトルは総なめし、また個人的にも今シーズンでは引き続き好調さをキープ。11得点21アシストをマークしており、リーダーとしても高い評価を受けているところだ。「チームとして、偉大なことを成し遂げるためにここに集まった。」と語るミュラーは、「嘘をつかない」世界ランク12位という状況を、これから数週間で変えていきたいと考えており、代表復帰にあたって「密に話し合った結果、僕たちは共に最大の成功を手にしたいという結論へと至ったんだ」と意気込みをみせた。
 


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