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2021年06月04日

ミュラーに「脱帽」のフリック監督。「多くの人が理解できていないが」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 今シーズンにおいてハンジ・フリック監督は、トーマス・ミュラーをリーグ戦34試合中32試合で起用するなど非常に重用。そしてミュラー自身もその期待に、11得点21アシストという数字で応えてみせた。間も無くしてドイツ代表監督へと就任することになる55歳の指揮官は、バイエルンのクラブマガジンとのインタビューにおいて、先日に代表復帰したばかりのミュラーについてコメント。

 「トーマスは、私にとっては1つの象徴的存在だと言えるだろうね」と述べ、「彼は試合の中で常に、正しいプレーをみせているというわけではない。例えばロストをおかしてカウンターを受けたりして腹を立てることよりも、圧倒的に彼からは喜びを享受することが大きいんだ」と言葉を続けた。「むしろ笑顔になってしまうよ、まるでわざと私を少し困らせて、アドレナリンを分泌させようとしているんじゃないか、と疑うほどにね」

 改めてフリック監督にとって、ミュラーは「チームやクラブ全体にとって、非常に大きな意味をもつ存在である」と評されており、「彼のような選手は、もう現れないのではないか。彼のプレースタイルを理解できない人たちが多いようだが、彼は常に前向きで、まるで18歳の選手のようなエネルギーに満ち溢れており、他のチームメイトたちを駆り立ててくれる存在だよ」と説明。「彼がキャリアで成し遂げていることには脱帽しかない」


 またフリック監督はジョシュア・キミヒについても、常に先頭にたち、メンタル面で発揮する選手として高く評価。ただまだミュラーよりも1世代ことなる、5歳若いキミヒについては、「そのとてつもないメンタリティをうまく整理して、正しい方向へと導くことができれば、世界を代表する選手となることだろう。複数のポジションでワールドクラスに数えられる選手だが、彼はもう1つ上に行けると思うし、それを私も期待している。」と強調している。

 その上で今シーズンにバイエルンがみせた数々の逆転劇ついて、このようなチーム全体がみせた、まさに精神力の強さの現れであると胸を張り、それが最終的には、2位ライプツィヒからの追撃を物ともせずに、勝ち点差13をつける形での9連覇を達成。10連覇はそのライプツィヒから招聘する、ナーゲルスマン監督へと引き継がれることになるが、「きっと彼はこのチームを大いに楽しめるのではないかな。ここには大きなクオリティと素晴らしい姿勢をもった選手たちが揃っている。実際にそう、彼に私はメッセージを送っているよ」と語った。
 


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