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2021年06月15日

ユーロ初戦を前に、レーヴ独代表監督は手応えを強調

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 2018年ロシアW杯にて屈辱のGL敗退を喫して以来、ドイツ代表は自問自答を繰り返す2年半を過ごしてきた。2021年3・4月に行われた代表戦期間においても、ヨアヒム・レーヴ監督はこれらの疑問に最終的な結論を導き出せず、最終的には世代交代のため構想外としていたフメルス、ミュラーを再招集する決断を下している。

 しかしながら今回のユーロをもって退任を公言している指揮官は、「我々は良い準備ができている。正しい方向に向かい、いくつかの前進を見てとることができた」とその手応えを強調しており、「我々は目標としていたことを実践へと移すことができた。物事が共に進展をみせ、プロセスの改善を実感することができる。加えてチームスピリットという点においても素晴らしいものがある。野心と意欲に満ち溢れているよ。皆が成功にむけて、非常に貪欲だ」との印象を述べた。


 主将のマヌエル・ノイアーも、「いよいよ始まるね。僕たちはとても喜んでいるし、この上ないほどのモチベーションに溢れている。」と述べ、フランス代表に対しては「リスペクトはしているけど、でも僕たちがアンダードッグとまでは見ていない」と意気込む。とりわけ前回のロシアW杯での結果から「ファンに対する責務の大きさはわかっている」とした上で、「家でもスタジアムでもできる限りのサポートが欲しい」と求め、特に今回は1万4500人が本拠地アリアンツ・アレナに動員可能とあって「とにく嬉しいね数ヶ月にわたり空虚感が漂っていたから」と期待。

 ただし今回のフランス代表戦では、負傷を抱えるヨナス・ホフマンは欠場。さらに大腿筋の筋損傷から回復するも、長期離脱を余儀なくされていたレオン・ゴレツカについては、これまでの5度の練習で「非常に良い印象」を受けているが「先発することはない。離脱期間は長かった」とレーヴ監督はコメント。また今回のバックアップGKには、トラップではなくベルント・レノをベンチ入りさせる考えも明らかにしている。


 また今回の南チロルにて行われた合宿では、とりわけ2020年9月から国際試合13試合で、1試合平均1.54失点を喫していた、ディフェンス面での安定化を当初より追求しており、前回W杯王者との一戦を前に「非常にコンパクトに構えなくてはならないし、守備へ全力で勤しまなくてはならない」と強調。そこで注目されるポイントの1つが、ジョシュア・キミヒが右サイドバックとして起用されるかどうかだ。

 「彼はフィリップ・ラームと比較できる選手であり、複数のポジションにおいて何ら問題なくプレーが可能。そしてそこで同じレベルのパフォーマンスを発揮できる、それだけのクオリティを持ち合わせた選手なんだ」と評価、ただし起用法についてはこちらについては公言することはなく「どのポジションでプレーすべきか検討する」として、「最終的な話し合いをキミヒとする」と語った。「若手としてすでに、どのポジションでも問題なくこなせるところは、見事なまでに証明済だよ」
 


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