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2021年06月24日

独代表レーヴ監督、ムシアラ称賛。サネ、フメルスらには苦言も。

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 あのままドイツ代表監督としてのキャリアに、終止符が打たれていたかもしれない。だが辛うじてグループリーグFを突破したヨアヒム・レーヴ監督の戦いは、この日の試合終了の笛の音の後にも継続されることとなった。「同点に追いつくまでにみせていた、我々の気迫は非常に良いものがあった」と、落ち着いた様子でドイツの国営放送ZDFに対し語った指揮官。「弱気になることは許されなかった。ハンガリーは力を尽くしていたし、我々は後方でミスをおかしてしまっていた」だがそれでも重要なことは、この死の組とも言われたグループを「突破したことにある。これが目標であったし、よかったと思うよ」と言葉を続けている。

 だがもしも、終盤にドイツ代表が見せていたカウンターのチャンスを、しっかりと活かすことができれば首位通過の可能性もあった。「3対1の状況となっていたが、最後のボールは大きすぎた。ああいうことは本当にあってはいけないこと」そう苦言を呈されたのは、この場面でクロスを試みたリロイ・サネである。この日サネははじめて先発起用され、また1時間が経過した頃の選手交代に含まれず、むしろ3バックか4バックに変更し守備的なギンターが右SBとなったことで、それまでキミヒが出し入れしていた右サイドへと配置された。「アウトサイドを経由することが比較的少なかったので、彼が1vs1を仕掛けて存在感を示してくれることを期待していた。ゴセンスの影も薄れていたし」

 またレーヴ監督は守備面、特にアダム・シャライへ先制点を許してしまった場面について、マッツ・フメルスとマティアス・ギンターに対し「通常、我々はマン・ツー・マンで割り当てられており、スペースをカバーするようにはしていない。だが2人はスペースに立ってしまっていた」と批判。一方でこの日ユーロデビューを果たした18歳、ジャマル・ムシアラについては終盤の同点劇に絡むなど「狭いエリアで彼の良さが発揮される。若いながらによくやってくれた。物怖じすることなく、とても楽しみなパフォーマンスだったよ」と評価。その結果、ムシアラが代表選びで悩んだ、イングランド代表との16強での対決へと臨むことに。レーヴ監督は「今日とは異なるパフォーマンスをお見せする。それは約束する」と意気込みをみせた。
 


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