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2021年06月29日

怪我をおして続行したコマンに、デシャン監督が苦言「やれる事をやれないと」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 月曜夜に行われたユーロ2020ベスト16、フランス代表vsスイス代表戦において、ハーフタイムでフランスのデシャン監督は3バックから、4バックへと変更。この恩恵を受けたのが、バイエルン・ミュンヘンに所属するウィンガー、キングスレイ・コマンだ。ほぼこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに手が届くのではないかというほどの活躍をみせており、延長突入間際には、あわや決勝ゴールというシュートを放ちクロスバーを叩いていた。

 しかしながらその延長開始からわずか8分後、コマンは大腿に問題を抱えて治療を余儀なくされており、そこでプレー続行の可否を確認しようとしたデシャン監督との間で激しく口論。それはパウル・ポグバが介入せざるを得ないほどにまで、その激しさを増していくことになる。最終的にコマンはピッチに残ることになったものの、それは111分にテュラムに交代するまでの僅か数分間だけであり、試合後にデシャン監督はこの場面について説明を行った。

 「コマンは大腿の筋肉に問題を抱えていたのだ。そしてたとえそれがあまり良くないものだったとしても、彼はあくまでプレー続行を希望していた。」と、デシャン監督はコメント。だが「その気持ちだけでは不十分なのだ。やれることがやれないといけないんだ」と苦言を呈しており、「意思があったとしても、たった2分後には無理だと気づくもの」であり、コマンがたとえ最後まで全力を尽くしたくとも「残念ながら、今回はそうならなかったのだよ」と締めくくっている。

 これまでコマンはその若いキャリアの中で、幾度となく筋肉系の負傷に悩まされてきた過去があり、特にそのうち1度は選手声明を絶つことさえ考えられるものだったことを選手本人が明かすほどだったが、果たして今回がどの程度の負傷であるかは、今のところはまだ特に明らかにはされていない。
  


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