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2021年06月30日

本当?シュヴァインシュタイガー氏がノイアーは「今大会最高のGK」

Germany
.ドイツ代表
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 火曜夜に行われたユーロ2020にて、イングランド代表に敗れ早々に姿を消すことになった、ドイツ代表。失意を抱えて試合後インタビューに応じたマヌエル・ノイアーだったが、そこで解説者としてたっていた元同僚バスティアン・シュヴァインシュタイガー氏からの惜しみない賛辞に、ノイアー自身も戸惑いを感じていたかもしれない。

 「ともにプレーしたから言うわけではなく、マヌエル・ノイアーはこの大会において最高のゴールキーパーであり、だからこそ最高のゴールキーパーが姿を消してしまった今大会を、個人的には残念に思っているよ」とコメント。確かに事実として言えるのはノイアーが姿を消したこと、だが最高のゴールキーパーであったかについては、少なくともデータ上では確認することはできない。

 例えばパフォーマンス自体の評価としてkicker採点平均に目を向けてみると、マヌエル・ノイアーは採点された24人のGKのうち、実に20番目にあたるkicker採点平均3.38をマーク(1位はヤン・ゾマーで2.38)。さらに全試合で失点を喫しており、フランス戦を除いては全て2失点以上を許していた。加えてセービング率41.7%は、先発GKの中で最も低い数字。

 ただ確かに他のGKたちと比較して、特に目立ったミスがあったというわけではない。例えばハンガリー戦での2失点目などのように非常に不運なものもあった。今回の敗退にはむしろ別の理由があった。だが別の言い方をするならば、その存在感を誇示してみせるような場面は、ほぼみられなかった。今大会最高のゴールキーパーとまで評するほどの理由にはならないのではないか。

 「でも彼の場合は、彼がみせるそのボディランゲージや、いかに他の選手たちを連携しているかにも目を向けなくてはならない」とシュヴァインシュタイガー氏。実際にノイアーはバッハマン(オーストリア)、ピックフォード(イングランド)についで3番目にパスを出しており、ボールを受け取った数は最多。それでもロングボールの確率は、全体で3番目に低い数字を記録するものでもあった。
 


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