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2021年08月02日

負傷、移籍、代表戦。新体制のバイエルンが挑む守備陣の構築

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 これから今シーズン最初の公式戦へと臨む、バイエルン・ミュンヘン。そのドイツ杯初戦ブレーマーSV戦に向けて、こと守備陣に関しては負傷や移籍により様変わりした布陣で臨むことになる。長年在籍したボアテングとアラバの退団、そして今夏ユーロでのエルナンデスとデイヴィースの負傷に加え、代表から戻ってきたズーレも背中に問題を抱えているところだ。

 その一方でナーゲルスマン新体制で迎えたこの夏の準備期間では、新戦力のダヨ・ウパメカノと、”実質”新戦力のタンギー・クアッシが好パフォーマンスをみせており、ウパメカノは当初より守備の要の期待がかかるが、2度の筋肉系の大怪我で移籍初年度の大半を棒に振った19歳についても、指揮官は「不安はない」と明らかな成長を口にする。実際ナポリとの練習試合では、両選手出場中は無失点で切り抜けていた。

 左SBでは新加入のオマー・リチャーズが起用されることだろう。とりわけ英2部レディングから加入したばかりということで、それは大きな一歩を意味することにもなる。それでもここまでコーチ陣からの評価を受けてはいるものの、ただまだ始まるまでは未知数というのが現状だ。実際にアヤックス戦では説得力のあるプレーをみせたものの、グラードバッハ戦では弱点を露呈する結果に。

 また右SBについてもこの準備期間では、一貫してブーナ・ザールがプレーすることになったが、だがこちらについてはドイツ杯でパヴァールに譲る可能性はある。代表戦参加のために、数多くの主力選手に実戦経験の場を与えられなかったバイエルンとしては、このドイツ杯初戦をブンデス開幕戦グラードバッハ戦に向けた、貴重な実戦経験を積める場として活用させていくことだろう。
 


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