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2021年08月10日

コロナ禍で席巻、中東からの異次元の財力。バイエルンの対抗手段は?

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 あたかもコロナ禍が既に、遠い過去の出来事であるかのごとく、マンチェスター・シティはジャック・グリーリッシュ獲得へ1億1800万ユーロを投じ、さらに高額な金額でハリー・ケインも獲得しようとしている。それ以外にも中東から投資を受けているビッグクラブは、この夏の移籍市場を席巻しているところであり、なかでもパリ・サンジェルマンはこの夏、セルヒオ・ラモス、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、ジャンルイジ・ドンナルマ、アクラフ・ハキミ、そして間も無くしてリオネル・メッシをも迎え入れるところだ。

 そんな中でバイエルン・ミュンヘンのオリヴァー・カーン代表は火曜、出席したスポンサーミーティングの中で「確かに名前をみれば、今は非常にエキサイティングな選手たちがパリの地へと集結している」とコメント。無論、これらの選手たちへ評価した上で、問題としてチームとして「果たして機能していくのだろうか?うまく調和をはかることができるのだろか?」ということ。メッシ、ネイマール 、エムバペ、ディ・マリアを中心とした、新しい攻撃陣は「興奮もの」であるとしても。「チームとしてはこれから見ていくことになるよ」

 とりわけこの夏に行われたユーロ2020では、必ずしも大物選手が活躍をみせていたわけではなかったことを示したとの考えを述べており、「チームとしてじゃなくては、うまく機能することはできないもの。まさにイタリアが好例だろう。もちろんそこには大物選手もいる。ただ彼らからは、初戦からチームとして成功をおさめていこうという、そういった気持ちがひしひしと伝わってきた」と語った。

 その一方でバイエルンとしては、そういった財力を武器に台頭をみせるクラブと対峙する上で、「成功のカルチャー」や「勝利能力」といった部分で対抗していきたいと考えており、ただ別の見方をするならばそれ以外の選択肢もない。まして年俸3億5000万ユーロを用意してメッシを迎え入れるなど、バイエルンでは到底、話にすらあがらないようなテーマだ。
  


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