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2021年08月12日

ブンデス開幕前に、ナーゲルスマン監督「まだ時間はかかる」

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 この夏よりバイエルン・ミュンヘンの指揮官へと就任したユリアン・ナーゲルスマン監督にとって、これまで行われた4試合のテストマッチを未勝利で終えてしまったことは、決して喜ばしいことではないだろう。それでもブンデス開幕戦である「明日の試合でスムーズに事が運べば悪くはないさ」とコメント。しかしながら決してそれは容易なものではないことも認識しており、特に今回開催のユーロと負傷者の影響により、この夏の準備期間では苦しいやりくりを強いられてきた背景がある。「どちらかが試合を圧倒するようなことはないと思うね」

 負傷から回復したデイヴィースの先発が期待される中(「無論、フル出場は無理だろう」)、パヴァールは練習中の負傷により「数週間の離脱」へ。「本当に残念だよ。とてもキレッキレで、良い取り組みを見せていただけにね」と指揮官。特に守備面でポリバレントなフランス代表は「構想に入れていた選手だった」。だが「ウジウジ言ってても始まらない」と指揮官。サール、ズーレ、スタニッチら「このチャンスを活かしたい選手に期待するよ」と述べ、ドイツ杯が延期されたように、これから過密日程を戦っていく上で、「リーグ戦で多くのことを学んで行かなくては」と語った。

 そこで指揮官のトレードマークである戦術面での柔軟性にも期待されるところだが、「それにはまだ少し時間がかかるだろう」とナーゲルスマン監督。「最初から全てをひっくり返すわけにもいかないし、変更がその真価を発揮するまでには時間を要するもの」ではあるのだが、それでも「相手のビルドアップにより可変的に対応できるよう、基本的な守備的ポゼッションを1つ、2つ追加することになると思う」とのこと。テストマッチは合計10失点を喫したことからも安定化は1つのテーマだが、ただ相手がケルン、グラードバッハ、ナポリ、アヤックスと「4部との対戦ではないんだ」と強調。あくまで「準備はうまくいった」と胸を張っている。

ナーゲルスマン監督、UEFAに期待感


 その一方でここのところは、コロナ禍にも関わらず移籍市場では大金が飛び交い、ブンデスリーガのクラブはそれを指を加え眺めるほかない。ドイツでは「50+1ルールや」、「他の欧州諸国では税金の問題が少し違う」こともあり、バイエルンもまたこのまま取り残されてしまう「リスクは当然ある」とナーゲルスマン監督。ただそれでもこれほどの大金には驚きを隠せず、「どうやって、これらをうまくやっているのか。私は専門家ではないからそこまで理解できない」とコメント。そしてUEFAによる、今後の対応に期待感を示した。
 


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