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2021年08月15日

”爆撃機”ゲルト・ミュラー氏が他界

FC Bayern München
バイエルン・ミュンヘン
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 ”爆撃機”の愛称でも親しまれたゲルト・ミュラー氏が、本日8月15日の朝に他界した。75歳だった。

 バイエルン・ミュンヘンのヘルベルト・ハイナー会長は、本日午後に発表した声明の中で「本日はFCバイエルンと、そのファンの皆様にとって、悲しく暗い日となりました。史上最高のストライカーの1人に数えられたゲルト・ミュラー氏はは、世界のサッカー界を代表する人格者であり、素晴らしい人間性を兼ね備えていました。奥様をはじめご家族の皆様へ、私共一同、深くお悔やみを申し上げます。ゲルト・ミュラー氏なくして、今のバイエルン・ミュンヘンは決して存在しません。彼の名と彼の記憶は、永遠に生き続けるものであります」とコメント。

 1964年にバイエルンに入団したミュラー氏はそこで一時代を築き、出場した607試合の中で実に566得点をもマーク。ブンデス通算では427試合に出場して365得点を記録しており、それはいまだなお破られぬ、前人未到の大記録だ。ただ1971/72シーズンに記録した、シーズン最多得点記録の40得点は、昨シーズンに同じバイエルンのロベルト・レヴァンドフスキによって41得点へと更新。なおドイツ代表としては1972年にユーロ制覇、1974年にはワールドカップ優勝を達成。ミュンヘンにて行われた宿敵オランダとの決勝では、ミュラー氏が決勝点を決めていた。(ドイツ代表通算62試合、68得点)


 そして現役引退後からは、ユースのコーチとして長年にわたりバイエルン・ミュンヘンへと従事。ただ近年はアルツハイマーを患い、老人ホームでの生活が続いていたが、妻と娘を残し本日朝に他界している。

 オリヴァー・カーン代表取締役は、「ゲルト・ミュラー氏の訃報は、私たちの心へ深い悲しみをもたらすものだ。彼はバイエルンの歴史の中でも、もっとも偉大なレジェントの1人であり、彼の功績は今日に至るまで他の追随をも許すものではない。バイエルンとドイツサッカー界全体における、偉大な歴史の一部として、永遠に語り継がれていくことだろう。」と述べた。「私たちの心の中で、ゲルトは永遠に生き続ける」
 


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