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2021年09月11日

「嘘つき男爵」の声に、ナーゲルスマン監督が反論

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 「嘘つき男爵」ユリアン・ナーゲルスマン監督のバイエルン・ミュンヘン移籍に関して、そのような言葉がSNSで見受けられる。ナーゲルスマン監督自身もそのことを知っていると認めつつも、「あまり影響を受けないようにとはしている」とコメント。その上で、今回は改めて説明の必要性を感じ、詳しく状況について語った。

 確かに当時の会見では「選手やスタッフを連れていくようなことはしない」と口にした」ものの、実際には守備の要ダヨ・ウパメカノ、さらには主将マルセル・サビッツァまでも追随し、サポートスタッフの多くもミュンヘンへと移籍している。ナーゲルスマン監督は、「仮にあの時に仮に、選手は6人くらい、スタッフも7人くらいは連れて行きたいね、なんて口にしていたら、一体どうなっていただろう?それでも好意的に見て明日からも応援を続けてくれていただろうか?私はそうは思わないね」とコメント。

 ただそもそもナーゲルスマン監督の移籍の決定が比較的早い段階だったことから、バイエルンスタッフとの会話は一度もなく、「だからこそどのスタッフをそこに連れて行かなくてはならないのか、連れて行ってもいいものなのか、その時は判断もできなかった」と説明。またライプツィヒを利用しての引き抜きの声にも反論している。「(心理学者の)ペルカ氏以外は全て、スタッフは私と一緒にライプツィヒに来たメンバーだ。10年以上に渡ってライプツィヒにいたような人たちではない。私が彼らを連れてきたのであり、私がいるから彼らもついてきたのだよ」

 それでは選手についてはどうか?このことについてもナーゲルスマン監督は、「ウパメカノについては、私がバイエルンと契約する前から、彼がバイエルンに移籍することは明らかなことだったよ」と述べており、「彼がバイエルンに移籍すると知って、苛立ちを覚えた日もあったんだ。ただ今となっては無意味なことだったけどね」とコメント。残るサビッツァについては、むしろ今回の移籍がライプツィヒに功を奏する部分を指摘した。「サビについては、ライプツィヒと延長で合意できなかったことを挙げなくてはいけない。そうなるとライプツィヒにとっては、来年にフリーで選手を放出するのではなく、少しでも移籍金を手にしたいと考えるもの。決してライプツィヒにとって悪い結果にはなっていないさ」

 そして改めて、当時の会見についてぇあ「結論的にいえば、あの状況においては真実だったよ」と強調しており、また自身とそのコーチ陣たちはライプツィヒでの「2年間で成果を挙げており、クラブに良いスピリットをもたらし、クラブをさらに発展へと導いた」と胸を張る。その上で「私個人に憎悪の感情は筋違いではないか」と思う反面、それでも「3万4000人からブーイングをされても構わない。私は右の耳があまり良くなくてね。だから煩わしさもないよ」ともコメント。ただいずれにしても土曜日の試合は、決して居心地のよいものとならないことだけは確かだろう。
 


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