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2021年10月04日

試合圧倒も決め手に欠けたバイエルン、フランクフルトに今季初敗戦

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 高い支配率(72%)や対人戦勝率(59%)、パス成功率(87%:59%)を誇り、良いプレーをみせて、しっかりと得点を決めていく。今季ここまで無敗のバイエルン・ミュンヘンがみせていた戦いぶりは、この日のフランクフルト戦でも展開されたのだが、ゴレツカが先制点を決めた以外はホームのファンたちは沈黙を余儀なくされた。シュート数では20:5と圧倒していたにも関わらず、時に相手守護神トラップに立ちはだかれ、時にニャブリのようにポストに嫌われ、時に軽率なミスからゴールネットをゆらすことはできないまま、ここまでブンデスリーガ未勝利となっていたフランクフルトに、ミュンヘンの地では実に21年ぶりとなる勝利を許すことに。

 この意外な結末に、ユリアン・ナーゲルスマン監督は「当然のことながら失望している。もしくは苛立ちを覚えるし、腹立たしさを感じている。決して負けは許されない戦いだったが、効率性に欠けてしまった」と総括。「今回は自分たちに委ねられていた部分が大いにあった。だからここから学びとれることもまた多い」と表現した。「本来なら勝利すべきかはどうでも良い。最終的に敗戦したんだ」さらに明らかな失意を浮かべたトーマス・ミュラーは、DAZNに対して「2−1にできていれば、3−1にも4−1にもなり得たし、スーパーバイエルンを高らかに唱えることができただだろう。でもホームで敗戦を喫した。これは不慣れな状況であり、不慣れな感覚だよ」と吐露している。


 一方で ケヴィン・トラップは、レヴァンドフスキのヘディングを足でカバーした場面について「勘だよ。考えるような時間なんてない」と振り返り、ニャブリ、サネらの前にも立ちはだかってみせたフランクフルトの守護神は、改めて「僕たちは自分たちを信じて、力の限りを尽くして戦った。」とコメント。 「チャンスはないとみていた人も多かっただろう。大変な試合だったし、よく守ってくれた。みんなに感謝したい。絶好調のバイエルンとの戦いだったんだ」特に今季のフランクフルトは「夏に首脳陣が一新され、いろんなことが変わり、そこで結果が出ないとなかなか勢いに乗りにくくなるものだ」と指摘。

 「今日のような成功は自分たちに自信を与え、確信を強める助けになっていく。ミュンヘンの地での逆転劇は後押しになるはず」とみる 一方で、自身はドイツ代表メンバーから外れたばかりだが、「失望した」と明かしつつも、この日に観戦に訪れていたフリック代表監督へ、「パフォーマンスをみせていくしかないし、監督に選択するしかないと思わせるしかない。」と意気込んだ。「今日のパフォーマンスをみて、やっぱり参加していいよ、なんてことにはならないだろうけどね!」
 


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