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2021年10月12日

フリック新体制5連勝でW杯出場権確保。ゴレツカ「彼以上の指揮官はそういない」

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 最終的に手にした結果を思えば、そこまでのものとは感じられないかもしれない。だが月曜夜に行われた北マケドニア戦での勝利は、ドイツ代表にとっては苦難の連続の末に手にした勝利であり、試合後ハンジ・フリック監督は選手たちに対して、惜しみなく賛辞を送っている。

 月曜夜に行われたワールドカップ予選、北マケドニア戦での前半はまるで、ルーマニア代表戦を彷彿とさせるものだった。非常に深い位置で待ち構え、ドイツ代表のミスに乗じてカウンターを仕掛ける、その機会を虎視眈々と伺うチームを相手に、「まずは相手を疲労させていかないといけなかったよ」と、試合後レオン・ゴレツカはコメント。懸命のディフェンスを前に、ドイツ代表が放った8本のシュートはいずれも空を切った。

 しかしながら後半早々にカイ・ハヴェルツによってもたらされた先制ゴールが、一気に事態を変化させていく。「あのゴールのおかげで、後半の出だしをうまく切る事ができ、この試合をうまくコントロールできたと思うよ」と、同選手はコメント。徐々に流れに乗っていったドイツ代表がチャンスを活かしていったのに対して、北マケドニアはその疲労感から徐々に力が弱まっていった。「先制点を決めてから、我々は非常に安定していた」と、フリック監督は総括。一気に勝負を決めたことについても「前半では不足していた決定力がみられたね」と称賛している。

 今回の勝利によってドイツ代表は、すでに1年後に開催されるワールドカップへの出場権を確保したことで、これからそれに向けた準備を開始できることになるが、果たしてその視線の先にある目標は一体何か?「ドイツ代表として大会に臨む場合、目標は常にタイトルの獲得にあるよ。だからこそ、来年もこういう戦いぶりを続けていきたいところだね」と、カイ・ハヴェルツ。「でもまだまだ先は長い。課題が山積みであることもわかっている。できる限りのことをして、良い準備を行っていきたいところだね」と言葉を続け、レオン・ゴレツカは「この道を歩んでいくのに、ハンジ・フリックという人物以上の指揮官は滅多にいない」と付け加えた。

 特にコロナ禍の影響によりあまり練習の時間をもてない中で、フリック監督は「その分だけ、選手と数多くの話し合いの場をもたなくてはならない」と強調する。その結果がデビューから5試合でわずか1失点、5連勝を飾るという結果として現れており、これほどの成果を残したのは、かつて2014年に共にブラジルの地で世界の頂点にたった、ヨアヒム・レーヴ監督ただ1人だ。
 


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