ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年10月28日

歴史的大敗劇に、トーマス・ミュラー「こんなの経験したことがない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 「私が現役時代にプレーしていた時でも、この日のような試合は経験したことがなかった」と、水曜夜に行われたドイツ杯2回戦、グラードバッハより喫した0−5での大敗劇について振り返った、ハサン・サリハミジッチSD。そして13年近くバイエルンでプレーし続けてきたトーマス・ミュラーもまた、「僕もこんな状況は味わったことがないよ」と語った。「こんな重要な試合で、みんなまとめて、あんな経験をしてしまうなんて」

 ドイツ杯においてバイエルンが、これほどの点差をつけられて敗戦したことはない。また公式戦全てを振り返っても1978年以来という屈辱の大敗劇であり、サリハミジッチSDは国営放送ARDに対して「ショックだ。理解できない」と吐露。ピッチ外ではリュカ・エルナンデスの裁判沙汰や、ジョシュア・キミヒのワクチン接種論争などが「少しは頭にあったかもしれない」とはいえ、「しかし我々はこれまでにも、こういったことからうまく対処してきたのだ」と言葉を続けている。

 またこの日ナーゲルスマン監督の代わりとして3試合目の暫定監督を務めたトップメラーACの責任はないと強調。ハーフタイムで選手の入れ替えを行わなかったことについては、「システムの問題ではなかったので変更しなかった。だがそれでも暗黒の日は続いてしまった」と、同ACは試合後の会見にて説明し、「これから数日は、嘲笑にも我慢しなくてはならない」と悔しさを滲ませた。

 なお試合について、トーマス・ミュラーは「バイエルンの怒りのエンジンをかけるポイントを見出せなかった」との言葉で表現。「ノイアー以外は全員が壊滅的であり、そこから改善していかないと。全てのことに疑問をもち、そしてそれは全て正しいものだと言えるだろうね」と語っている。

 ただバイエルンにとって1つの明るい材料をあげるとするならば、後半に負傷交代していたレオン・ゴレツカについては、負傷は大したものではないようで、「アキレス腱に打撲を受けていた」とトップメラーACは説明。「かかとに傷が開いていたが土曜日のことを考えれば、そこまで劇的なものではないはずだ」と述べた。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報