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2021年11月13日

へーネス氏とブライトナー氏、ゲルト・ミュラー氏の葬儀で和解

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 ウリ・へーネス氏とパウル・ブライトナー氏は、現役時代に親友関係にあったものの、その後幾度か仲違い。しかしながらゲルト・ミュラー氏の葬儀の席にて、2人の溝は再び埋められていたことが明らかとなった。

 1978/1979シーズンのバイエルンを追ったドキュメンタリー映画の中で、ブライトナー氏は「2人は当時、まるで老夫婦のような関係だった」と回顧。へーネス氏とブライトナー氏はルームシェアリング、トレーニングキャンプではルームメイトの間柄でもあるほどの、一見すると切っても切れないような関係性に見受けられた。

 しかしながら1974年にワールドカップ優勝を果たすなど成功をおさめていった一方で、彼らの友情は崩壊を何度か経験しており、最初の仲違いは1983年のこと。その数年後には和解したものの、また別の道を歩むことになる。とりわけ決定的となったのが、2018年にバイエルンが行った『伝説の会見』。

 これでへーネス氏、ルメニゲ氏、サリハミジッチ氏は厳しい批判を浴びることになり、ルメニゲ氏はそこで基本的人権の尊重を訴えるほどだったのだが、そこでブライトナー氏はむしろバイエルンに対し厳しい言葉を向けており、それによって氷河期を迎えたのだ。

 しかしながら8月に他界したゲルト・ミュラー氏の葬儀にて、ブライトナー氏とへーネス氏は再び親交を深めたという。9月に70歳の誕生日を迎えたブライトナー氏は、「小さな子供でもしないようなことを、我々は何十年も続けてきたのだ」と、バイエルン州のスポーツアワードにてBRに対して述べ、「プライベートでももちろん、バイエルンや代表でも、我々は素晴らしい時間を過ごしてきた。それを台無しにしてしまうことは狂気の沙汰だよ」と語った。

 一方でへーネス会長は、「これは過去の恨みを解消し、そして前向きにいくため、特に良い機会だったと思う」とコメント。「そしてそれを実現することができたのだ」と述べており、またAZによればその助け役として、ルメニゲ氏からのサポートもあったようだ。同氏によれば「話し合ったあとに、2人へハグを促した」という。
 


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