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2021年11月15日

バイエルン:今夏加入の4選手の途中経過

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 この夏にバイエルン・ミュンヘンはそれぞれ異なるポジションの4人、ダヨ・ウパメカノ、オマー・リチャーズ、マルセル・サビッツァ、そしてスウェン・ウルライヒを獲得。まもなくしてひとまず半年が経過するところだが、選手のこれまでの状況は4者4様といったところだ。

 クラブ史上3番目となる4250万ユーロにて、昨季ブンデス2位のRBライプツィヒから獲得したウパメカノ。まだ23歳と若いフランス人CBに対しては、今後長くバイエルンの守備を牽引していくことが期待されており、実際に大きな可能性をもつことは周知のことではあるものの、しかしながらここまで主力選手の一端は担っているが、チャンピオンズリーグでみせる安定感(kicker採点2.88)とは裏腹に、リーグ戦では3.33と改善の余地をみせる。とりわけドイツ杯グラードバッハ戦で喫した歴史的大敗でみられたように好不調の激しさはあるが、ただ獲得という点においては良い選択をしたとは評価できそうだ。

 同じく昨季2位RBライプツィヒからバイエルンは、主将マルセル・サビッツァを獲得。27歳のオーストリア代表は加入時期が8月末と非常に遅く、自身が希望する中盤ではゴレツカ、キミヒ、ミュラーら激しい争いの中で、サポート役としての役割に甘んじているところ。特に攻撃的な試合ではあまり組み込まれない傾向にはあるのだが、それでも代表ではイスラエル戦にて得点を挙げるなど自信を蓄積。バイエルンで最終的にチャンスは巡ってくるだろうが、ただ今のところはまだ結論を導きだすには時期尚早だ。

 英国2部レディングから加入したリチャーズは、まずは当然ながら高いレベルへの対応に追われるのことは必然的であり、ここまではデイヴィースのバックアップとしてブンデス3試合に出場。そのうち先発は1試合で、CLでは2度の途中出場、ドイツ杯では5部ブレーマーSV相手に先発出場していた。果たしてそれ以上の存在にまで上り詰められるか?その判断を下すにはまだ早すぎる。デイヴィースについても言えたことだが、やはり飛躍までにある程度の時間は必要であり、23歳という若さからもそのことは念頭に入れなくてはならないだろう。

 一方でブンデス2部ハンブルクにて不本意な1年を経て、この夏にノイアーのバックアップとして復帰したウルライヒは、モナコにレンタルしたニューベルの代わりとして安価な穴埋め策という点でも意味のあるものだっただろう。果たしてその時間が1年になるのか、それとも2年になるかについては、ニューベルのレンタル期間次第だ。
  


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