ニクラス・ズーレが４年半を過ごしたバイエルン・ミュンヘンを後にする決断を下した。これはバイエルンのオリヴァー・カーン取締役が認めたもので、バイエルン側は１月中旬に、２度にわたる十字靱帯断裂を反映した年俸による、５年契約を提示していたものの、ドイツ代表ＤＦは延長に応じることなく新たな挑戦を選択した。

　いまのところはまだその新天地は明らかにはなっていないが、ただ確かなことは今冬に控えるカタール・ワールドカップを考慮して、レギュラーの座を得られるかどうかが大きな役割を担うことにはなる。特にハンジ・フリック監督では、定期的に実践経験を得られるかが、優先度の高いテーマと考えられているためだ。

　身長１９５cm、体重９９kgと、体格に恵まれたセンターバックに対しては、ここのところはサウジマネーで一躍注目を集める、ニューカッスルからの関心が寄せられているものの、ただ現在同クラブではプレミアリーグでの降格争いを展開しているところ。

　一方でズーレは２０１７年にホッフェンハイムからバイエルンへと加入して以降、十字靱帯断裂で大部分を棒に振ったが三冠を達成。ブンデスリーガ４度優勝、ドイツ杯２度優勝、そしてチャンピオンズリーグとクラブワールドカップでも優勝。これまで１５６試合に出場して６得点をマーク、またホッフェンハイム時代では７年半で１１７試合に出場、８得点を記録していた。
　　

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