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2022年04月04日

「12人のバイエルン」に、フライブルクは本当に訴えを起こす?

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 土曜午後に行われたフライブルクvsバイエルン戦では、ほんのわずかな時間ではあるが12人でバイエルンがプレーする時間帯があった。このことがバイエルンの4−1という結果に、影響を及ぼすことになるのだろうか?仮にフライブルク側が本日夜までに異議申し立てを行なった場合、それからDFBスポーツ歳場所は審理を開始することになる。

 確かにDFB規約内には、チームがプレーする資格のない選手を故意に起用した場合、またはプレーする権利のない選手を出場させた場合、上疏し0−2の敗戦との評価がなされるとある。この「12人目」の選手が、どれほど試合の結果に影響を与えたかに関わらずだ。果たしてバイエルンは故意に行なったといえるのか?

 もう1つは審判による誤審を訴えるということ、確かにこれは十分に検討したくなるものだろう。そもそも規約には審判の指示によって選手の出し入れが可能とある。ただここでのポイントはルール違反が「高確率で」試合結果に影響を及ぼした場合ということ。それは今回の試合結果ではあまりマッチしたものといえない。同様のケースは2013年にも発生し、その時はドルトムントへの控訴を断念した。
 

 試合後にドイツの国営放送のTVに出演した、この日にVARを担当したフェリックス・ツヴァイヤー審判員は、当初は同氏は気づかなかったものの「選手のみならず第4審判員からも無線で連絡が入っていた」ことを明かしつつ、「様々な問題が連鎖して」生じた問題であると指摘。

 バイエルンのチームマネージャーが、以前のコマンの背番号29と「誤った番号」を示したためコマン本人が気づかなかったなど、交代の責任は第4審判員にあることを強調しミスを挙げてはいるのだが、それでも「訴えても成功の確率はほぼないでしょう。」との見解を示している。


 それでも仮に成功の可能性が低いとしても、フライブルクは上訴することで、この「過ち」に対する競争上の誠実さを表すこともまた義務だという声もあるかもしれない。だがもし上訴となればこれからフライブルクは、シーズン終盤の貴重な時間をフランクフルトまで出向くなど費やすことに。

 しかも時間のみならず大事な局面における集中力も使うことになる。おそらくメディアではこの話題がしばらく続くことになるだろう。周囲からの雑音も高まり、欧州の舞台復帰への準備に悪影響が予想される。つまり上訴しない方がクラブの利益をより確保できるという見方も、またあるのだ。


 ドイツサッカー連盟審判員協会のミヒャエル・フレーリヒ会長は、月曜日のメディアワークショップにて「気づかなくてはならないミスがあった。」と、第4審判員であるアルノ・ブロス審判員とバイエルンのキャサリン・クルーガーTMについて指摘。「その過程で審判員側にミスがあった」と認めつつも、ただ主審を務めたディンガート審判員が個人的に処分を受ける可能性はないようだ。「落ち着いて対応すべきだ」
  


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