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2022年07月20日

レヴァンドフスキ移籍の対応に追われる、ナーゲルスマン監督

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 日中のワシントンDCの気温は、34度。特に火曜日には2つのセッションを終えた選手たちにとって、過酷な暑さとなっているところだ。適切なトレーニングコントロールが求められるところであり、それと同時にバイエルンでは新たな戦術的方向性もまた求められているところ。

 この夏なにかと話題となっていたロベルト・レヴァンドフスキの退団により、その穴埋め策に追われているのだ。「シーズンに40得点決められるような選手は滅多にいるものではない」と、ユリアン・ナーゲルスマン監督。「昨季それだけのストライカーがいたのは、バイエルンとレアルだけだった」と言葉を続けた。

 当然のことながら世界を代表するストライカーを失ったことは、バイエルンに非常に重くのしかかるもの。「しかし別の解決策もあるはずなんだ」と前を向き、「我々には前線でプレーできる選手が多く存在する」と説明。「私たちのプレースタイルは変わる。新しいバイエルン・ミュンヘンとなる。それに私はワクワクしているところなんだ」と変化に意欲的な姿勢を示している。

 たとえば3−5−2システムの採用も「ロベルトの40得点をカバーするために考えられる手段の1つだ」という。実際にこのシステムをホッフェンハイム時代に採用していた時、そこでプレーしていたのは先日バイエルンとの契約を延長したセルゲ・ニャブリだった。恐らくはその際ドイツ代表FWとともに、今夏加入のサディオ・マネが2トップを形成することになるだろう。

 いずれにせよ時代に大きな変化の波が訪れていることは確かで、指揮官はこの荒波をうまく緩和しながら航海していくことを目指しており、まずはその方向性を知る上で、金曜日に控えるマンチェスター・シティ戦を楽しみにしたい。

 その一方でナーゲルスマン監督は、レヴァンドフスキの新天地となるFCバルセロナに対して、「彼らはレヴァンドフスキ以外にも、何人もの選手を買い取っているね。どうしたものだろうか。この世界でただ1つ、お金がないにもかかわらず、どんな選手でも購入していっているクラブだよ。不思議な話だし、すごい話だよね。昨シーズンよりも、確実に強化されているんだから」と、チクリと小言を残した。


 しかしながらこの発言について、カーン代表はデ・リフトの入団紹介の席で、「確かにバルセロナではこれまで、少なからず借金を重ねてきたことは伝えられている。だが私たちの誰も、内部について実際に判断するようなことなどできるものではないんだ」と苦言。「バルサのようなクラブの財務状況を外から判断することは簡単ではない。彼らは自分たちの行動を理解しているはずで、実際の数字を知るのは彼らだけ。だからこういった事への扱いには慎重になるべきだ」と念を押している。
 


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