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2021年08月10日

ドイツ代表:ハンジ・フリック新監督の初会見

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…期待の大きさ:「期待が大きいということはごく当たり前のこと。サッカー大国としてのドイツは成功に慣れている。選手も私も将来的に成功をおさめることが求められているんだ。ただこれから訪れることは、これまでの過去のものとは、一切何ら関係もないものだがね」

…スタイルについて:「この1年半、バイエルン・ミュンヘンを見てきた人たちなら、私がどのようなサッカーを目指しているかはお分かりだろう。アクティブなサッカーを期待している。自分たちからイニシアチブをとっていきたい。ユーロ2020では、早い段階で一丸となりアタックしていくことで、相手のゴールまでの道のりがより短くなることが証明されていた。素早くカウンターを行なっていくことができれば、、それは高い確率で成功することができるだろう。」

…そのための導入プロセス:「すでに多くの選手を知っていることはプラスだ。サッカーのスタイルは常に監督の哲学に左右されるもの。これまで我々にとってそれはポゼッションの哲学であり、海外ではドイツのサッカーは高く評価されている。成功とは、人を成功へと導ける人に訪れるもの。それが私の主張したいことでもあり、一人一人が他の人と支え合い、そして互いに鼓舞しあうということ。結束しなくてはならない。また選手1人1人が大きな自信ももつ必要がある。ともに喜びを享受して自信を構築していくことが大切なんだ。それぞれが互いのことを考えられれば、きっと良い方向へと向かうことだろう。そうすれば、また面白いチームを目にしてもらえるはずだ。」

…クラブと代表監督の違いについて:「代表監督は、自分で選手を選ぶことができる点では強みだ。しかしチームで仕事をすることには、さほど大きな違いはないと思っている。無論、あまり時間は与えられていないし、ユースや連盟の将来性など、様々な要因が絡んでくるもの。これらは私にとっては非常に興味のあることで、ただこれらはすべてクラブとの協力があってこそ可能なこと。お互いによくコミュニケーションを取らなければならない。それでドイツ人トッププレーヤーたちを、さらによくしていくことができるのだ」

…代表監督としての最大の課題:「ワールドカップまで6回の代表戦期間が設けられているが、これはほとんど時間がないということも意味する。我々は代表戦期間の間でも、選手を連れてきて交流を図ることを、これからすぐに始めていかなければならない」

…新天地でのモチベーション:「ドイツで最高の選手たちと仕事ができるということ。常に成功したいと思う気持ちが、それがすべてを捧げる動機となるというもの。魅力的でエキサイティング、かつ成功をおさえれるチームを作りたい。ただ必ずしも成功は約束できるというものではないのだが、ただ最高のパフォーマンスをみせるために全力を尽くすことはできる。それが私のモチベーションだ」

…世界のトップレベルとの距離:「現在、私たちは世界ランキングで12位に位置している。目標はその頂点に返り咲くこと。決して簡単なことではないが、我々には非常に大きなクオリティが備わっている。もちろん一朝一夕にはいくものでもない。しかし早くこの目標を達成するため我々は全力を尽くしていく」

…ユースの問題点:「これは協会とクラブとの共同作業であり、我々としてはサポートすることしかできないし、そこでぜひ貢献していきたいと思っている。才能不足という言葉はよく耳にするが、ただ突如「どこから来たんだ」という選手が現れることがある。今でいえばジャマル・ムシアラがそれで、今後もそういうことはあると思うよ」

…トーマス・ミュラー、マッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテングの代表チーム入りの可能性について:「最高の選手を招待する。彼らが能力を発揮して最高のパフォーマンスを見せてくれれば、彼らもまたこのチームの一員となることだろう」

…マリオ・ゲッツェとマルコ・ロイス:「マリオがアイントホーフェンで調子を取り戻したことを嬉しく思う。マルコ・ロイスは私にとって、彼のポジションで最高の選手の一人だよ」

…ヨアヒム・レーヴ監督とのやりとり:「長い間、電話で話した。また、直接話し合う機会もあるだろう。しかし今、彼はひとまず深呼吸をするべきだ、そして彼はそれに値する。その後、また連絡を取り合って、素敵なディナーを共にする機会があるだろう」
 


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