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2021年12月17日

ブッフヴァルト氏が語る「日本代表監督業の難しさ」

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 ギド・ブッフヴァルト氏がゲルト・エンゲルス氏と共に、フースバル.JPのロングインタビュー企画に出演。その中で、東京五輪明けから、オマーンに0−1で敗戦。さらにベトナム戦でも1−0と苦戦する日本代表についても語った。

 同氏は確かに日本のサッカー界自体については、センターバックなど守備面において全体の底上げがはかられ、「選手のクオリティは高い。だからチームのレベルも上がっている」と指摘。しかしそれでも「日本代表監督を務めること自体、非常に難しいことだ」と語るには、いくつか理由がある。

 まず1つ目は「コンパクトにプレーできるチーム作り」を目指す代表監督自体が、「片道10時間のフライトで短期間のうちに、至るところの場所を全て見て」判断することの難しさだ。加えてドイツといえば今夏より就任したハンジ・フリック氏が、各所属クラブの監督たちとの深いネットワークを構築し調整、最近ではリロイ・サネの復活劇なども話題となったことも挙げられるかもしれない。

 またエンゲルス氏は、選手の「負担への調整が大きなテーマだ」とコメント。ブッフヴァルト氏も、その例として「ユーロと五輪に参加したダニ・オルモ(スペイン)は、ライプツィヒで6割程度の力しか出せていない」と述べている。さらにエンゲルス氏も「彼は東京五輪があったとはいえ、基本的には欧州程度の移動範囲で済むのに、だよ」と説明。

 そして「ドイツなどの国から地球の裏側、日本や熱帯地域などを行き来する。これは簡単なことではない」と強調した上で、「それで五輪までかけもちさせるのは・・・」と疑問を呈しており、ブッフヴァルト氏も、「しかもそういう選手が1人だけじゃないんだから」と付け加えた。

 だがそもそもサッカー界の現状として、ワールドカップ隔年開催案が出るなど「FIFAはあまりに多くの大会を開催している。ドイツやUEFAにも言えることだがね」との見方を示しており、代表参加という「大きな目標」を持つ選手が「参加しないとは決して口にしない」まま、まともに休養することなく「トップパフォーマンスを発揮し続けるのは難しいものだよ」と語っている。「クラブ側には、派遣義務もあるしね」

【ブッフヴァルト、エンゲルスとお寿司】(発言部分は完全ノーカット!およそ1時間に渡って、日本の思い出、遠藤航と伊藤洋輝、長谷部誠や田中碧らについても語っています。バーチャル会食風に、まったりサッカー談義!)


 


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