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2022年06月21日

堂安律が子供達と描いた夢:W杯8強、代表主将、ガンバ大阪への想い

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 オランダ1部PSVアイントホーフェンに所属する、日本代表MF堂安律が、恵比寿ガーデンプレイスで開催された「大丸松坂屋カード VISA」のイベントに参加。

 夢をもつことの意義を伝えることを目的とした「15年後までの夢のロードマップ」を11人の子供達と一緒に作成。まずはそれに先駆け、まずは堂安自身が描いた15年後に向けた夢への「宣誓書」を発表した。

 堂安は自身の夢として、8強入りなど「ワールドカップで見たことのない景色を」日本に届けることを掲げた上で、3年後には「2度目のW杯出場に向けて、背番号10を背負う」、6年後には「キャプテンを任せられるような存在に」、3度目のワールドカップ後となる9年後は「次の目標へ」。そして12年後には「ガンバ大阪へのタイトルを」、15年後には「次世代にバトンを渡す!」ことを誓っている。

 そしてイベント後半からは子供達の宣誓書を一緒に作成した堂安は、ただシナリオを作ることはは決して自分の思い通りにするためのものではなく、むしろ「一番伝えたかったことは、夢は本当に簡単じゃないということ。そのために日々どうしたら良いかを考えて欲しい」とも説明。

 実際に自分自身「20歳で描いた15年後への夢は全然叶ってないし、焦りも常にある」が、むしろこの「焦り」を「何か変えないとマジでダメになる」という危機意識にして、「軌道修正をしていくこと」の重要性を説く。「その軌道修正という点で僕は、人よりも優れていると思いますね」

 軌道修正・・・イベント後の囲み取材でも幾度となくでたこの言葉は、今回の取材において最も印象的な言葉だった。特にこの夏、38歳にしてヨーロッパリーグ優勝というビッグタイトルを手にした長谷部誠は、30なかばに転向したリベロで絶頂期を迎えるなど、まさに紆余曲折を経て「軌道修正」を重ねてきた最たる成功例だ。

 ちょうど堂安が掲げていた「15年後」という途方もない時間のまさにその先にいることが、より一層この夏に私たちが目にしたことの驚異性、そしてまさに堂安が語る「軌道修正」の果てにある、その結果の凄みを感じさせる。

 つまり軌道修正を重ねていきながら、自らが描いた夢を思い描き続けていくこと。それではそのために自身は日々、何を心がけて取り込み続けているのか。それを最後に堂安はフースバルJPに語ってくれた。

 「自分に負けないことです。日々、自分に負けないようにすること。それしかない。努力を続けることで、その夢は叶う。それで必ず夢に近づいていける。だから結果だけに囚われることなく、自分の過程という部分にも集中して、取り組んでいけば良いと思っています。」
 

 


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