ユヴェントスのフランス代表DFパトリス・エヴラが、DF内田篤人の所属するシャルケに移籍する可能性が浮上した。ドイツ紙『ビルト』が20日付で報じている。

シャルケは左サイドバックのガーナ代表DFアブドゥル・ラーマン・ババがアフリカ・ネーションズカップ2017で左ひざを負傷。半月板損傷と前十字じん帯の部分断裂の重傷で、長期離脱は避けられないとの見方が強まっている。また、今夏でシャルケとの契約が切れる同ポジションのボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツも、早ければ今冬にユヴェントスへ移籍する可能性があり、左サイドバックの補強が急務となっていた。

同紙によると、この状況を受けてシャルケがエヴラ獲得に動き出した模様。すでにユヴェントスに移籍について問い合わせているという。今夏でユヴェントスとの契約が切れる同選手を巡っては、今冬の移籍市場で移籍するとの報道が相次いでおり、古巣であるマンチェスター・U復帰やクリスタル・パレス移籍の可能性が報じられていた。

8日にはイギリス紙『ガーディアン』がエヴラの代理人を務めるフェデリコ・パストレッロ氏の「彼のユヴェントス退団が確実というわけではない」というコメントを伝えており、同選手の移籍が実現するかどうかは不透明な状況だ。いずれにせよ、シャルケとしては左サイドバックの補強に向けて動きを進めていくものと見られている。