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2018年03月29日

マックス・マイヤーの退団を「考えざるをえない」シャルケ

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シャルケでマネージャーを務めるクリスチャン・ハイデル氏は、契約を今季いっぱいまで残すマックス・マイヤーの残留をもう期待しないとの見解を示した。「今のままでは、彼はチームを後にするということになってしまうね。現時点で我々からのオファーは出されてはいないし、マックス側からも話し合いへの希望は出されていない」

マイヤー自身はシャルケで居心地の良さを感じており、地元出身の若手選手としては、実際にそのシャルケで最高額となる年俸500万ユーロを手にして、プレー面でもテデスコ新監督の下でボランチとしての将来性を見いだせている状況だ。加えて今はチャンピオンズリーグ出場の流れにもある。これら3つのポイントは、残留に向けての重要なポイントだといえるだろう。

確かにシャルケとマックス・マイヤーとは、「この冬の間」に契約延長の結論を出すということで合意に達していた。しかし「この冬の間」というニュアンスの受け取り方に、双方にズレが生じていた。マイヤー側は季節が冬とされている3月20日までと考えていた一方で、ハイデル氏は冬の移籍期限である1月いっぱいまでと考えており、最終的には2月15日にメールで、マイヤーの代理人へとデッドラインが過ぎたことを伝えている。

ただ一方でマイヤー側は、シャルケ側よりプレッシャーをかけられたと感じ、代理人からは「たった2つのメールだけでは、シャルケの選手を残留させることはできない」と批判的なコメント。これに対して先日、ドイツサッカーミュージアムにて行われた特別展示会のオープニングイベントに出席したテニース会長は、実は年明けにもマイヤーの代理人ロジャー・ヴィットマン氏との話し合いを行う予定だったにも関わらず「それが代理人側から断りを入れられてしまったんだ」とも明かし、マイヤーの代理人の発言へ批判を展開した。

それでも今月初めにハイデル氏は、「(メールは)もうオファーが有効であるという感覚をもてなかったため。ただまだ扉は開かれたままとはなっているがね。もしもマイヤー側に話し合いの余地があればだが」と述べていたものの、それと同時に「伝えられるところでは、マイヤーは他のオプションを模索しているようだが、しかしそれは我々にだって言えることだ。だからシャルケでその可能性がなくなれば、延長の可能性がなくなるということにもなる。我々だってプランが必要なのだよ」とも付け加えており、そして今回の発言へと至っている。

このまま退団ということになればシャルケにとっては、2016年のジョエル・マティプ、2017年のセアド・コラシナツ、そして今年夏のレオン・ゴレツカに続き、自前で育成した期待値の高い若き才能を、再び無償で手放すということになるが、果たして・・・。

 


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