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2018年10月06日

マルク・ウートのドイツ代表招集に感じる違和感

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 金曜日に念願だったドイツ代表からの初招集を受けた、マルク・ウート。1.FCケルンにて育成され、オランダ1部ヘーレンフェーンへと渡り、2015年にホッフェンハイムへと加入した同選手は、そこでブンデス1部78試合に出場。29得点13アシストをマークしており、決してドイツ代表招集は驚きを覚えるものではないはずだ。

 ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督は、今回の判断について「彼のことは長い間、チェックしつづけてきたんだ」とコメント。「ダイナミックで、スピードがあり、得点への脅威を常にもった選手だ」との評価を述べており、今回の代表戦期間を通じてさらに185cmの点取り屋のことを知っていきたい考えだ。

 しかし今回の招集が1つのサプライズと見て取れるのはそのタイミング。今夏にFCシャルケ04へと加入した同選手は、ここまでリーグ戦6試合で出場するも1アシストのみ。リーグ戦でのkicker採点平均は4.6に止まっており、ここ2試合では先発からはずれ途中出場が続いている。

 確かにシャルケから今回ドイツ代表へと選出された、今夏にバイエルンから加入したセバスチャン・ルディについても、ここまでkicker採点平均4.5と低調なパフォーマンスが続いているのだが、ただこちらについてはレーヴ代表監督からはすでに26試合で起用されるなど常連の一人。

 シャルケのドメニコ・テデスコ監督は「とにかく、両選手のことを思うと嬉しいね。マルクからは連絡をもらって、電話からその喜びが伝わって来たよ。気持ちを切り替えていくという点でも良い機会となるかもしれないね」とコメント、ドイツ代表を復調のきっかけにということに違和感を覚えなくもないが、ただそれはそもそもこのタイミングでの招集自体にも言えることではあるだろう。
  


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