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2019年07月01日

シャルケがカバク争奪戦制す、レシュケ氏は半年でカバクを2度獲得

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FCシャルケ04はVfBシュトゥットガルトより、オザン・カバクの獲得に成功した。トルコの名門ガラタサライで既にCL出場も経験しているティーンエイジャーは、今冬加入のVfBシュトゥットガルトでも、ブンデス初挑戦ながら即座に主力の座を確保。その活躍からウェストハムやACミランからの関心も寄せられていたのだが、最終的には同じブンデス内のFCシャルケ04入りを決断している。契約期間は2024年まで。

なお今冬にクラブ史上最高額となる移籍金1100万ユーロを投じて迎え入れていたシュトゥットガルトだったのだが、契約には1500万ユーロで移籍可能となる例外条項が含まれており、それを行使した格好。ちなみにその当時シュトゥットガルトで獲得したマネージャーこそ、現在シャルケでテクニカルディレクターを務める、ミヒャエル・レシュケ氏だった。

シャルケでマネージャーを務める、ヨッヘン・シュナイダー氏は、既にトルコA代表からも招聘を受けている逸材について「現時点で欧州で最も大きな才能を持つ選手の一人に目されている選手を獲得した。有名なクラブも競合した中で、シャルケ04入りを決断してしてくれたよ」と喜びをみせ、「説得にあたったダヴィド・ワグナー監督、そしてミヒャエル・レシュケTDに感謝の気持ちを伝えたい」と感謝の言葉を述べている。

さらにこの日は、ウェストン・マッケニーとの契約延長も発表されており、20歳のMFとも2024年までの契約を締結。現在アメリカ代表に参加中の同選手は、ビデオにて「決断は全くむずかしくはなかった」と述べ、「これからの事、全てに対して楽しみにしているところさ」と意気込みをみせた。

シュナイダー氏、前任者に苦言「これで終わりにしないと」


さらにシャルケとしては、若手GKアレクサンダー・ニューベルとの契約延長を締結したいところなのだが、しかしながら現在参加中のU21欧州選手権にて活躍を披露、市場価値が試合ごとに上がっている状態であり、この日に定例会に出席していたシュナイダー氏は、「残留のために全力を尽くす。大会後に話し合いは熱を帯びてくる」と語るも、「ただ約束はできない」ともコメント。

そもそもこの夏の時点で、ニューベルがシャルケとの契約をあと1年のみとなることはわかっていたことであり、さらに今冬からシャルケの先発GKとなったことで、気を逸したことにより明らかにニューベルに対して高額な金額を用意する、もしくは今夏での売却に踏み切らなくてはならない事態に追い込まれたともいえる。

ここ数年でシャルケでは、ゴレツカ、マイヤー、コラシナツなどを移籍金なしで手放してきており、「これでも終わりにしないと」と今季終盤に就任したシュナイダー氏は、「もっと早くから選手との話し合いをしないと」と前任者への苦言も呈した。

テニース相談役会会長が再選「眠れない夜もあった」


また今回の定例会にて、シャルケで長年にわたり相談役会会長を務めるクレメンス・テニース氏が5599票を集め、ライバルのペーター・ランゲ氏に1556票差をつけて再選を果たした。再選にあたり、同氏は「我々相談役会が人事面において、いくつか誤った判断を下してしまった」ことを認め、今季は「これまで経験したことのないような戦いぶりを目にし、眠れない夜も何度もあった」とコメント。

だが「シャルケ04は素晴らしいストラクチャーを有しており、これから発展を遂げていくものだ」と巻き返しに向けて語っており、改めてマネージャーのシュナイダー氏、そして先日就任会見が行われたワグナー監督、レシュケTD。プロ選手部門担当のサシャ・リーター氏に対して「全幅の信頼をよせている」ことを強調した。「この谷から抜け出せるさ。それは明日ではないが、しかし来シーズンでもない。早いうちに、だ」
 


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